カテゴリー別アーカイブ: 植物•スケッチ
トクサの植え替え2016
鉢に根が一杯になってしまったので、縁あたりにしか新芽が
出なくなっていたトクサを植え替えました。
スコップを鉢の縁に沿って入れただけで、すっぽりと株が
抜けました。
根が一杯なのがわかります。
これを園芸ハサミで切り分けて、昨年藍を育てていたプランターに
植え替えました。
かなりダイナミックな方法ですが、トクサ自体は丈夫な植物
なので、数週間で落ち着くと思います。
新しい新芽が出れば大丈夫と見ています。
広くなった環境で良い芽が育つのを期待しています。
トクサは太らない
順調に新芽が出ている我が家のトクサです。
今度のゴールデンウィーク中に株分けする予定です。
このトクサについて最近質問を受けたのが、細いトクサは時間が
経つと太くなるのかということです。
残念ながらトクサは芽が出た状態でそのまま伸びていくだけです。
太さは芽が出た時のままなのです。
上の画像のトクサは細く、下の画像のトクサはある程度の太さが
あります。
それぞれ太さは変わらず、そのまま伸びていきます。
つまり出だしが肝心とも言えます。
ですので今時期は肥料を1週間に一度は与えています。
細くてもトクサとしては使えますが、量的には物足りないと思います。
しっかり育てたい方は、肥料を適宜与えて下さい。
私はハイポネックスを適宜希釈しています。
トクサの発芽2016
このところ暖かい日が続いたせいか、トクサが発芽しました。
画像中央に少々伸びた芽と、その左側に出たばかりの芽が
見えます。
手前に今冬に切った跡が見えますが、これから新たに芽が
伸びることはありません。
今後は水遣りのピッチを上げていきます。
昨年のブログに書いていますが、芽が植木鉢の縁際にしか
出なくなっていました。
ですので新芽がある程度出てきた時点で、株分けする予定です。
ヒュウガミズキ
今月の花活けのお稽古で活けたのは「ヒュウガミズキ」でした。
先日ご紹介しました「ニオイトサミズキ」もヒュウガミズキと
同じマンサク科でした。
ミズキというと一青窈の「ハナミズキ」をイメージしますが、
こちらはミズキ科と種類が違うのです。
お問い合わせがあり、違いに気がつきました。
ニオイトサミズキと違ってヒュウガミズキは、1カ所に2つ程度しか
花がつかないので、しとやかな感じがします。
茶花にはとてもよいと思います。
特に香りはしませんが、同じように黄色が春らしい花です。
ニオイトサミズキ
ちょっと変わったお花で花活けをしました。
中国原産の「ニオイトサミズキ」です。
つぼみの段階はこんな感じでした。
このつぼみ、ひとつひとつが房状に花をつけます。
爽やかでやさしい香りがほんのり漂います。
黄色の花も鮮やかで綺麗です。
部屋の中が春になっています。
乾燥トクサの購入先 見つけました
トクサの入手先をご検討の方が多いと思います。
乾燥した状態のトクサを購入出来るところがないから
なのですが、このほど購入先の情報が入りましたので、
ご紹介致します。
以前ブログで未確認ですがとご紹介しました「箕輪漆工」の
トクサは、後日購入して確認したところ、南洋種の大トクサと
わかりました。
大トクサは使えないことはないのですが、トクサに比べると
削りがはかどりません。
しかし今回情報が入ったトクサは、国産種でお勧めできるもの
です。
販売先は「並川平兵衛商店」です。
こちらは刀剣手入れ材料販売のお店です。
10gで600円。だいたい25節くらい入っていました。
これに消費税と宅急便代で、合計 1,728円。
ですのでまとめ買いするか、何人かでシェアするのがよいかと
思います。
ところでNHK文化センター横浜教室の方々から、トクサの苗の
購入先についてご相談を受けておりました。
横浜市内の花屋さんで、安心してお求め頂けるお店がありました
ので、3月の教室でご紹介したいと思います。
少々お待ち下さい。
今回ご紹介しました並川平兵衛商店では、角粉も扱っていますが、
こちらは鹿の角から作られたものではなく、貝殻を主成分とした
軽炭酸カルシュウムと重炭酸カルシュウムを混合したものです。
鹿の角から作られた角粉より使用感が若干落ちます。
お求めの際はその点を踏まえてご購入下さい。
藍の種取り
先延ばしにしていた藍の種取りをしました。
左が「丸葉藍」(椿葉藍ともいう?)、右が「蓼藍」です。
蓼藍は種が越年出来ないのですが、丸葉藍はこぼれ種からも
どんどん芽が出て丈夫なようです。
ただ種での入手は難しく、原一菜先生が苗で購入されたものを
預かっていました。
違いは葉の形。
蓼藍は長楕円で先が尖った形ですが、丸葉藍は名前の通り丸い形の
葉をしています。
同じように生藍染めも出来るのですが、少々色味に違いがあるそうです。
今年の生藍染めはどうしようか、迷い中です。
トクサ 収穫後2週間
1月4日に収穫後、約2週間経ちました。
すっかり水分が抜け、カラカラに乾燥し、堅い状態です。
乾燥すると、若干収縮します。
画像の左2本は作業に耐えますが、右の物は細すぎるので、処分
することにしています。
収穫後2週間程度で色が白く抜け、削りがはかどらない物があると
質問を受けました。
乾燥中の箱の中に同じような状態のものがありました。
トクサは乾燥数週間で緑色は抜けません。
それがこのように白化するということは、もともと劣化(枯れ)
の状態にあったと思われます。
削りもはかどらないのであれば、わざわざ使うこともないと
思いますので、処分してしまっても構わないと考えます。
トクサ収穫 2016
自宅ベランダで鉢植えで育てているトクサを、刈り取りました。
例年は12月中に刈り取るのですが、今年は暖かかった為、つい
年越ししてしまいました。
地植えのものですと、寒さに当てて3月くらいまでに刈り取れば
いいのです。
しかし我が家の鉢植えですと、寒さ焼けでオレンジ色になって
しまうので、12月に刈り取っていました。
刈り取り後の鉢です。
切り株のような物が見えると思います。
以前のブログにも書きましたが、植木屋さんにトクサは刈り取って
しまうと、生えなくなると言われた方がいらっしゃいます。
これは正確な情報ではありません。
確かに同じ所からは生えては来なくなりますが、春に別のところから
新芽が出てきます。
特に上の画像の下の鉢がわかりやすい状態になっていますが、もう
鉢に中心部からは新芽が出なくなっています。
ですので春に新芽が出たら、株分けしてあげる予定です。
地上部を刈り取ってしまうと、何もしないでいいように見えますが、
根は生きていますので、時々水遣りをする必要があります。
冬の間の水やりが、春の新芽の出具合に影響があるように思います。
刈り取ったトクサは、1週間も乾燥させると道具として使用可能に
なります。
この時に色が枯れ色でなく、緑色でも構いません。
このトクサは水を遣り、肥料を遣り、日当りに気をつけて鉢の
場所を移動させ…と育てたものです。
無償で貰いたいという方は、良識の範囲でお申し出下さい。