カテゴリー別アーカイブ: 植物•スケッチ

2015 第1回生藍染め大会

今年初めての生藍染め大会です。
藤那海工房土曜日クラスの方々と行いました。

まずは葉を採ります。
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次にミキサーで染液を作ります。
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出来上がった染液に染めたいものを浸します。
ムラが出来ないように動かすのがポイントです。
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染め上がったら、乾燥させます。
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生地によって全く違う雰囲気に染まるのが、おもしろいところ。
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今回は紙染めにもチャレンジしました。
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初めてのチャレンジで、どんな感じになるのか探り探りでしたが、
それぞれ個性的なものが出来上がりました。

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大きな枝を刈り取ってしまったあとの藍です。
プランターに植え替えて、しばらくたったくらいの大きさになりました。

8月は前半は酷暑が続く日々でしたが、後半一気に涼しくなりました。
藍もお盆明けくらいまでは青々とした葉がついていたのですが、気温の
低下と共に葉の色が悪くなり、大量に黄変してしまいました。
今回の生藍染めで、量が確保出来るか不安だったのですが、余裕で
3回分+紙染め1回分が取れました。

しかし色味に関しては少々淡いようです。
昨年葉の勢いが今一つの状態で染めたところ、やはり淡めに染め上がり
ました。
藍自体の生育状態が染め上がりに反映するとわかったのです。
今年も具合が悪くなってからの染めだったので、淡めに仕上がったの
かもしれません。

今回4人で染めてみて、様々な生地で制作したところ、生地によっても
かなり仕上がりの差があることが理解出来ました。
経験を積み重ねれば、生地によってどのように染まるのかわかるように
なるかもしれません。

まだ白生地を残しているので、何とか藍に成長してもらい、もう1回
くらいは染めたいと考えています。


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藍 ジャングル化 2015

渇水の結果、茎の真ん中あたりの葉が落ちてしまった藍ですが、
その後少しずつ回復しました。
現在は丈も、径も大きくなり、ジャングル化してきました。

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今年の生藍染めは、9月第1週に予定しています。
もう少し葉が増えてもらいたいので、肥料の回数を増やしています。

青汁のような染液から、色鮮やかな青が出てくる時の感動を
参加予定の方々に味わって頂けるのが楽しみです。


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花材 ミズヒキ

先日花活けのお稽古を行った植物が興味深いものだったので、
ご紹介したいと思います。

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タデ科の「ミズヒキ」という植物です。
藍と花が似ているとは思ったのですが、同じタデ科でした。

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花穂です。
名前の由来は花びらに見えるがくが、赤白のツートンになることから
祝儀袋の水引に見立てたそうです。
がくから延びている白い物は、めしべです。

ひなびた風情が茶花にピッタリですが、これは自然に生えている
状態から枝振りを剪定したからです。
私は、この剪定がまだまだ思い切って出来ません。
そのためには仕上がりのイメージが出来、コンセプトが出来て
いないと駄目だなぁというのが反省点です。


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藍 渇水する2015

順調に育っていた藍ですが、長雨が明けたあとに渇水させて
しまいました。

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上から見ると問題ないように見えます。

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しかし横から見ると、根元と枝先には葉があるものの、中間の葉が
なくなっています。
この部分が枯れてしまったのです。

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現在は直射日光の当たらない場所に避難し、朝夕2回の水やりを
行ったところ、何とか葉が枯れる率が下がりました。
葉が枯れてしまった中間部分も、新芽が出だしています。

今年は藤那海工房 土曜日クラスで生藍染め大会を計画しています
ので、生育状況には責任があります。
この暑さで渇水し、野菜が高値になっているとニュースがありましたが、
頑張って育てて良い状態にもっていきたいと考えています。


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藍 食べられる2015

藍に恐れていた虫害が発生。
何者かに食されてしまいました。

植物に詳しい方や、園芸店で相談して、葉の縁からかじられているので、
いも虫タイプの虫の可能性が高いと判明。
(ナメクジは丸く穴を明けるそうです。)

土に蒔く顆粒タイプと葉にスプレーするタイプの2種類の薬剤を
投入。
効果が出ることを祈ります。


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藍 ぐんぐん成長中2015

この前植え替えをした藍が、あっという間に大きく成長しました。

この時期の藍は、毎日「大きくなってる」とわかるくらいの成長振り
です。
ただ虫にとっても美味しい時期なので、葉裏のチェックは欠かせません。

生藍染めが出来るのが、8月末から9月上旬。
まだまだ大きくなります!


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鉢植えのトクサ 水管理

このところトクサが枯れてしまう理由について検索が多いので、
鉢植えのトクサの水管理についてお伝えしたいと思います。

トクサが枯れてしまう原因として水やりの少なさをあげたブログを
以前書いています。
水が適度に散ってくれる地植えと違い、鉢植えには水のやり過ぎも
あり得ることもお知らせしておきます。

上の画像のように新芽が大きく育たないうちに腐ったように枯れて
しまう場合、水のやりすぎの可能性があります。
この場合、しばらく水やりを休止し、再度新芽が出てくるようになったら
水やりを再開しています。

これは私の経験則で、明確な根拠がなく申し訳ありません。
トクサは結構強い植物なので、水のやりすぎで根腐れ状態になっていても
復活してくれます。

上の画像を撮ったプランターは、水を好む藍と一緒に水をやり過ぎてしまった
ようで、しばらく水を制限してみました。
現在は新芽が順調に育つようになってきたので、徐々に水の量を増やしています。

梅雨が明けて盛夏になると、基本シダ植物なので水やりは毎日必要になり
ます。
鉢植えの場合、新芽の出る春から初夏の水やりは、状態を見ながら行った
方がよいようです。


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やしゃぶし

新しく開講する成田教室の準備をしています。
教室に置いている道具箱の中には、ちょっと珍しい物も
入っています。
その代表例が「やしゃぶし」でしょう。

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山歩きをする方はご存知でしょうし、クリスマスリースの材料として
ご存知の方もいらしゃるかもしれません。
実は草木染めの材料でもあります。

やしゃぶしは、カバノキ科ハンノキ属。
10月から11月に熟す果穂の形が夜叉のように見え、五倍子(ブシ)の
ようにタンニンを含むことから名前がついたそうです。

しかし道具箱になぜ入っているのか?
先日横浜•港北教室の方から質問がありましたが、金繕いの道具と
して入っているのです。
しかし少々レアなものではあります。
ご興味のある方は、教室でご質問下さい。


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藍 苗の旅立ち2015

先日分植した藍の残りの苗が、原一菜(いちな)先生と成田先生の
ところへ旅立って行きました。

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今年の苗は、育ちとしては少し小さいのですが、お二人とも草木染めは
慣れていらっしゃるので、問題ないと思います。

特に原先生は、1本から挿し木して倍に増やして、着物1反染められます。
今年も何か作品を見せて頂けるのを楽しみにしています。


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藍の分植 2015

藍の苗が10cm程に成長したので、分植しました。

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今年は発芽率は良かったものの、育ちに差がありました。
すでに10cmに達した苗あり、まだまだ発芽時と変わりがない苗ありと
極端です。
しかしあまり大きくしてしまうと根がからんでしまって、苗が分けにくく
なってしまうので、今日の作業を決断しました。

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45cmのプランターに2株つづ、3個で計6株です。
少ないようですが、1株が直径60cm、高さも60cmくらいまでに
生長するので、工房教室での生藍染め大会には十分と思います。

今後は水遣りと、アブラムシに注意して大きく育てます。


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