カテゴリー別アーカイブ: 展覧会•イベント
希望 vol.8 ー 言葉 ー
このブログでご紹介するのも3回目になりました「希望」展。
開催されている日本橋のギャラリー砂翁に行ってきました。
毎回ご案内していますが、この展覧会の売上金の一部は岩手県の
子ども環境研究所「森と風のがっこう」に寄付されます。
アーティストの作品を購入して頂くことで、復興の一助になるの
はもちろんですが、アーティストの作品がお求めになりやすい価格に
なっておりますので、お気に召した作品があれば大変よい機会に
なるかと思います。
画像左に写っているのが、友人のアーティスト大古瀬和美さんの作品
です。
今回は片桐さんの黒檀の額に入った作品が展示されています。
モノトーン調の作品ですが、極薄の和紙にメタリックなパールの
インクをのせたものなのだそうです。
また版画のように見えますが、ローラーで描いた1点物です。
ざらざらしたテクスチャーとパールのきらめきに深みを感じます。
これは手間をかけて制作されている証だと思います。
同様に片桐さんの額に入った作品があります。
ちょっとしたスペースに飾れる小さな作品は、意外にありません。
私が特にオススメなのが、細い長方形の作品です。
黒檀材でこのバランス!
とても格好いいです。
立体作品もあります。
参加している作家それぞれのスタイルが見られるのも魅力です。
金繕いをなさっている方なら目が止まってしまうのが、この
作品かもしれません。
海上がりと思われる陶片が組み込まれています。
近隣には小津和紙、漆刷毛の江戸屋さんもあります。
よろしかったらお出かけ下さい。
3月15日(土)までです。
Kawaii 日本美術
日本画専門美術館である山種美術館の「Kawaii 日本美術」展を
見に行ってきました。
子ども、生き物、小さい•ほのぼの•ユーモラスという3つのカテゴリーに
分け、時代や形式にとらわれずに作品を紹介しています。
そのせいか普段なじみのない作品に出会うことが出来、新しい発見が
ありました。
展覧会の目玉は伊藤若冲の「樹花鳥獣図屏風」ですが、お気に入りの
柴田是真、長沢芦雪などの作品もあり、充実の1日でした。
リベンジ?世田谷ボロ市
昨年12月に世田谷ボロ市に行き、成功あり失敗ありの
ご報告をしています。
この世田谷ボロ市は1月15〜16日にもあり、リベンジ?に
出かけました。
メインストリートの様子です。
12月に比べるとはるかに人出が少ないです。
出店している骨董店は、こんな感じです。
今回は修復のための器というより、純粋に自分の趣味のものや
作業に使うものを探しました。
詳細は後日をお楽しみに!
西洋館の正月飾り2014
昨年末にクリスマス飾りをご紹介しました横浜山手西洋館ですが、
新年を迎えて正月飾りがされています。
クリスマスのような華やかさはありませんが、建物の美しさと
共に正月飾りをお楽しみ頂けます。
昨日撮影が出来た館の飾りをご紹介致します。
◯山手111番館
◯エリスマン邸
◯ベーリック•ホール
◯外交官の家
画像をご紹介していない館でも、正月飾りがされています。
それぞれの館で、それぞれのアーティストの作品を見に
横浜までお出かけ下さったら嬉しいです。
世界のクリスマス2013 追加撮影
12月2日のブログにアップした、横浜山手西洋館 世界の
クリスマス2013ですが、追加撮影に行ってきました。
冬は太陽が低いので、館内に直射日光が入ります。
そのため時間帯によっては、光が強過ぎてよい撮影が出来ません。
本日は明るい曇天で、撮影には絶好の条件です。
先日の撮影で、イマイチだった画像の撮り直しが出来ました。
という訳で、前回と違う画像をお送り致します。
◯外交官の家
◯ベーリック•ホール
山手111番館、横浜市イギリス館、山手234番館、エリスマン邸、
ベーリック•ホールの5館は、12月31日までイルミネーションが
行われています。
12月21日(土)は、外交官の家とブラフ18番館のあるイタリア山
庭園で、2000本のキャンドルが灯されるキャンドルガーデンが
予定されています。
良かったらお出かけ下さい。
世田谷ボロ市2013
今年も世田谷ボロ市に行ってきました。
日曜日に重なった今日は、大混雑(涙)
骨董屋さんが集中している路地です。
車2車線分あるメインの通りですら、満員電車並みの混雑ですから、
狭い路地はなおさら人であふれています。
購入したものは、成功やら失敗やら…
これについては、後日ご報告致します。
郡司庸久さんの個展 in 東京
今、最もお気に入りの作家、郡司庸久さんの個展に行ってきました。
丁度根津美術館の近くのギャラリーだったので、井戸茶碗展の
帰りに立ち寄れたのです。
ポットの丸いフォルムが本当にかわいらしくて迷ったのですが、
結局前から欲しかった深さのある7寸鉢を購入しました。
この黒釉は郡司さん初チャレンジの釉薬なのだそうですが、単純な
黒ではなく、墨色というか、青みも含んだマットな質感がとても
綺麗です。
器の形はもちろん、この黒が料理を引き立ててくれそうです。
実は郡司さんを見つけたのは、ネットで香炉の画像を見たことから
なのです。
秋に益子の個展に伺った時、郡司さんご本人がいらしたので、香炉に
ついてお聞きしたところ、最近はなかなかお作りにならないとか。
熱がかかるものなので手間なのかしら?と推察しているのですが、
虎視眈々と入手出来るのを待とうと思っています。
根津美術館 井戸茶碗展
昨日、よみうりカルチャー川口教室の帰りに根津美術館
まで足をのばしました。
根津美術館では現在「特別展 井戸茶碗」が開催されています。
井戸茶碗とは、16世紀頃に朝鮮半島から渡来した高麗茶碗と呼ばれる
茶碗の一種です。
侘茶の千利休を始め、戦国大名に賞玩されました。
一番の目当ては「大井戸茶碗 銘 喜左衛門」です。
国宝であるこの茶碗は腫れ物のたたりがあるとして、大徳寺に
寄贈されたといういわれがあります。
ゆったりとゆらぎのある佇まいには、そのような影は見えないように
思いましたが、同行した友人は何かを感じるそうです。
皆様はどのようにご覧になるでしょうか?
展示されたお茶碗は、それぞれ何らかの繕いがされています。
漆繕い、金繕い、呼び継ぎと、様々な修復技術が使われています。
口縁の欠けはもちろんのこと、複雑に割れてしまった器まで丁寧に
修復されています。
このようなところに“大切に使い続けたい”という日本人の心が
現れているようです。
高麗茶碗は、韓国本土にも日本ほどの数が現存していないと聞きました。
一堂に会した高麗茶碗を拝見するよい機会かと思います。
会期は今週末の15日(日)まで。
会場は少々混雑しています。
横浜山手西洋館 世界のクリスマス2013
今年も横浜山手西洋館のクリスマスイベントの季節がやってきました。
飾り付けが新鮮な展示2日目の今日、撮影ボランティアに行ってきました。
このイベントは各館テーマ国を設定し、その国のクリスマス飾りを
致します。
今年のテーマは「〜素敵なクリスマスを思い出して〜」です。
◯ブラフ18番館 ノルウェー王国 “ノルウェーのまあるいクリスマス”
◯外交官の家 スウェーデン “God Jul 〜ユールがクリスマスになるまで”
◯ベーリック•ホール オランダ王国 “フラワーパワーで楽しむクリスマス”
◯エリスマン邸 チェコ共和国 “聖ミクラーシュの日を祝う”
◯山手234番館 フィリピン “クリスマス。もっと楽しいフィリピン”
◯山手111番館 イタリア “イタリア ナターレ”
◯横浜市イギリス館 イギリス “The Royal Highest Joy”
会期は12月25日(水)まで。
各館で様々なイベントが行われています。
良かったらお出かけ下さい。
ところで以前にもご紹介しましたが、西洋館の立面図をあしらった
A4サイズクリアファイルが販売されています。
実はこれは私がデザインしたものなのです。
各館の見学と合わせて、実物をご覧になって下さい。
斉藤典彦/佳代展
銀座•森田画廊で行われている『斉藤典彦/佳代 展』に行ってきました。
斉藤佳代さんは、学生時代からの友人です。
今回はご夫婦での展覧会でした。
佳代さんの作品は、題材を日常生活の中に求めることが多く、
清々しい色彩と穏やかなタッチでとても和みます。
今回は忙しい中、絹本(けんぽん)や大作にも挑戦されていました。
ご主人の作品は今回初めて拝見しました。
近作は今回のように空気感を表現したような抽象画が多いそうです。
にじんだ感じは偶然の産物ではなく、寸分違わぬ下図を制作した上で
本作に挑まれると聞き、驚いてしまいました。
このようにご夫婦で着眼点は一緒でも、全く作風が違うのがおもしろい
ところで、とても充実した気分になりました。
それにしてもご夫婦で展覧会が出来るなんて、本当に素敵です。
お二人の今後の活躍も楽しみにしています。