カテゴリー別アーカイブ: 展覧会•イベント
陶と暮らし。KASAMA 2016
以前にも行った笠間焼に、また出かけました。
今回は「陶と暮らし。」というイベントが目的です。
会場横にあった登り窯です。
いいお天気でした。
購入してきたものです。
これはお知らせしている「TOMOS B」のワークショップ他で
使用する予定です。
笠間焼では陶と暮らし。の他、ギャラリーロードにも足をのばし
ました。
ギャラリーロードは、こんな感じのおしゃれなお店が点在
しています。
時間の余裕があるようでしたら、こちらもオススメです。
「陶と暮らし。」のイベントは、6日(日)まで。
益子焼でもイベントが行われているようですので、合わせて
ご覧になるのもいいかもしれません。
古代ギリシャ展
東京国立博物館で行われている「古代ギリシャ」展を見て
きました。
サブタイトルが「時空を超えた旅」とありますが、ギリシャの文化が
いかに後の文化に影響を与えていたか学べる展覧会でした。
それを現しているのが「ローマはギリシャを征服したが、ギリシャの文化は
ローマを征服した」という言葉ではないかと思います。
特に私が注目して見たのが文様です。
あしらわれている文様が、西洋圏で使われるものを網羅していたのです。
それだけでも後の時代にいかに影響を与えていたかが、わかります。
他に興味深かったのが、紀元前1700年頃の水差しです。
この形態が美しい理由があるのですが、ぱっと見て驚かされるのが
表面に描かれた文様だと思います。
まるで現代のモダンアートのようではありませんか?
しかし力強く勢いのある様は、原始の文化ならではです。
ギリシャ文化というと、後年の彫刻や赤と黒のコントラストが印象的な
陶器のイメージがありました。
今回の展示でそのイメージを覆されました。
残念ながらこの展覧会は、明日9月19日までです。
ご興味を持たれた方は、明日お出かけ下さい。
第26回草木会展 見て来ました
原一菜先生が所属している草木会の展覧会を見てきました。
草木会は、「草木染め」の命名者山崎斌(あきら)氏の遺志をついで
本来の技法を守り、今日の生活にも適応した草木染めの研究、及び
普及をはかることを目的とした会です。
会場入口に展示されている草木会の資料です。
これだけご覧になっても、いかに幅広い色が染められるのが
おわかり頂けるかと思います。
出展されている作品も、草木染めの地味なイメージを覆すもの
ばかりです。
特に今回は反物の幅程度で作品が統一されているので、多様性が
際立っています。
原一菜先生の作品は、原先生しか染めることが出来ない野生紫を
使ったものです。
ピンクから紫まで染め分けることが出来る技術と、美しい文様が
素晴らしいです。
会場は銀座•大黒屋ギャラリー6階
鳩居堂の2軒左隣です。
会期は20日(日)までです。
暖かくなってくるようですので、銀座にお出かけの際にお立ち寄り
下さい。
希望 vol.10
拝見する度にご紹介している『希望』展ですが、vol.10となり
ました。
この展覧会の売上金の一部は東北沿岸部を中心にキャンドルの
「希望の灯り」を灯す「灯り」実行委員会の活動費にあてられます。
そのため作品がリーズナブルな価格で提供されているのですが、
アーティストの実験的な作品発表となってもおり、大変見応えが
あります。
参加アーティストは30人。
個性ある作品が並び、飽きさせません。
友人•大古瀬和美さんの作品です。
「古文書」のタイトルをもつ作品は蜜蝋を使っており、懐かしい
ような不思議な魅力があります。
ちょっとしたスペースに飾るのに丁度よい作品群です。
個性的な立体作品も目を引きます。
ギャラリーの前は「あじさい通り」といい、オカメザクラが咲き
始めていました。
通りに入ると濃いピンクが目に飛び込んで来て、春の声を聞いた
ようで楽しくなります。
この展覧会中に満開となりそうです。
こちらも合わせてご覧下さい。
会期は3月11日(金)まで。
ピカソ展見てきました
28日(日)まで日本橋•高島屋で行われている「ピカソ展」を
見に行ってきました。
ピカソといえば、様々な表現方法を試みた20世紀最大の芸術家
であることは、どなたもご存知のことと思います。
近年の展覧会というと、メインで押し出している作品以外は
数合わせというような展覧会が多い中、このピカソ展は
とてもクオリティが高いと思います。
それも油彩、版画、ブロンズ像、陶器等、様々な展示で飽きさせ
ません。
版画の原板までが作品となってしまうのは、ピカソならではと
思いました。
以前からピカソの陶器作品が好きだったのですが、この展覧会でも
優品が展示されています。
デパートの中の展覧会なので、さほど作品数は多くありません。
日本橋にお出かけのついでに、ご覧になって下さい。
八千代緑が丘 体験講座修了しました
本日カルチャーセンターイオンモール八千代緑が丘での
体験講座が終了しました。
終了後のアンケートに「わかりやすくて、面白かった」「金繕いの
歴史が理解出来た」等々好評価を頂き、大変嬉しく思っております。
蒔絵体験で桜の花びらを描いて頂いた作品をご紹介させて頂きます。
毎度のことですが撮影させて頂いた方のみのご紹介になってしまい、
申し訳ありません。
花びらの枚数を少なく、シンプルにまとめられました。
お皿の大きさに対して、花びらの大きさのバランスがとても良いです。
まず花びら1枚1枚の形がとても綺麗な作品です。
散らし方も美しいです。
大きさを徐々に変化させ、お皿の裏側に回すという、大変
面白い作品です。
皿自体にある渦巻きと呼応して、とても効果的な構図となりました。
桜の花びらの形がとても上品に描かれた作品です。
斜めにレイアウトした構図も秀逸です。
直線上に花びらをレイアウトされているのが、とても効果的な
作品です。
ご本人としては下にとお考えだったのですが、縦に流してもよい
という柔軟性のある構図でもあります。
こちらも少ない枚数で決められた作品です。
飴釉に映えた桜の花びらの形がとても綺麗です。
体験講座の度に思うのですが、皆様大変素晴らしい作品を制作して
下さいます。
講座に来て頂いて、初めて描き方をご説明しているのですから、
これだけのクオリティは本当に素晴らしいことだと思います。
今回の体験講座から本講座へのお申し込みを頂き、カルチャーセンター
イオンモール八千代緑が丘での開講が決定しました。
まだ残席がありますので、今回の体験講座にご参加でなくとも受講を
ご検討頂けるようでしたらお申し込み下さい。
途中受講はお断りさせて頂く可能性がありますので、2月12日の初日
からご参加頂くのをお勧め致します。
ご検討どうぞよろしくお願い致します。
世田谷ボロ市2015
昨日世田谷ボロ市に行ってきました。
ボロ市の中心、代官屋敷です。
待ち合わせの際の目印にもなります。
賑わう通りの様子です。
例年ボロ市の日は冷え込みが厳しくなる時が多いのですが、
今年は温かかったので、買い回りには助かりました。
でも人出は少々少なかったように思います。
購入した物の一部です。
近年染付けというと、印判のものが多くなりました。
その中でも紙型印判で柄が緻密なものを選んで購入しました。
漆器も購入。
ちゃんと木地物なのですが、300円程度と格安です。
どんな作品にするかは決めずに、入手してしまいました。
染付けが品薄になってきたからか、錦手のものが出てきたように
感じます。
購入して来たものは、甘手(磁器にも関わらず、貫入が入っている)
の上に、欠け多数なので、やはり格安です。
店主の話ですと、大聖寺伊万里とのこと。
毎年ボロ市に行っていると、市の変化がわかります。
だんだん自作の陶器や手工芸品を販売する店が多くなってきました。
その分、骨董を扱う店が減ったということでしょう。
また露天ばかりでなく、店舗で飲食出来る店が増えました。
ボロ市というと歩きっぱなしという感じでしたが、適度に休憩を
入れながら買い回りも可能になりました。
ボロ市は新年1月の15〜16日も行われます。
ご興味のある方は、お出かけ下さい。
書壇院展2015
友人の石塚栄美さんが出展した「書壇院展」を見に行って
きました。
石塚さんの作品です。
朴の花を描かれています。
一般的に水墨画というと、細かい筆致で山水や松竹梅が描かれた
ものをイメージされると思います。
石塚さんの作品は大振りの朴の花を大胆にレイアウトし、とても
迫力のある作品です。
院友奨励賞を受賞されました。
作品の力強さに魅了されるのか、足を止めてじっくりご覧になる
方が多く、友人としてとても嬉しかったです。
実は会場は書の作品がメインでした。
書道を始めて間もない私にはどんなものがよいのか、論じる力も
ありません。
しかし審査会員さんの作品は、それぞれの作品で個性があり、見て
いても楽しさがありました。
個人的には篆書や漢字かな混じりの書に興味があります。
いつか臨書ではなく、自分の書というものが書けたらと思って
います。
横浜山手西洋館 世界のクリスマス2015
今日から始まりました横浜山手西洋館の「世界のクリスマス
2015」に行ってきました。
例年ご紹介していますが、横浜山手にある西洋館が世界の
国々のクリスマス装飾で彩られるイベントです。
今回一番気に入った館は、山手234番館です。
見応えとシックな感じの装飾が良かったです。
新しい感じがしたのは、ベーリック•ホールと外交官の家
です。
それぞれの館で今まで見たことのない装飾でした。
じっくり見て頂きたいのが、エリスマン邸です。
スパイスや木の実で作られた伝統技法の装飾品は、近くに寄って
鑑賞するべき作品と思います。
イベントは25日(金)まで行われます。
ぜひ横浜までお越し下さい。
大古瀬和美展 見てきました
先日のブログでご紹介しました「大古瀬和美展」を見に行って
きました。
圧巻のメインの作品です。
一見、シンプルな構成なので、エアブラシで制作したものかと思われる
かもしれませんが、時間をかけて丁寧に色を重ねて制作されています。
その時間の厚みは、実際ご覧頂くとお気持ちに届くと思います。
あるアーティストが大古瀬さんの作品を見て、
「音がする。それも耳を澄まさないと聞こえないくらい小さな音が。」
と表現したそうです。
日本橋の雑踏さえ切り離してしまう別世界になっているギャラリーにいると、
その言葉にうなずかされます。
今回の個展で私が特に気に入ったのは、小さめの作品達です。
地下の「TOMOS B」に展示されている作品達です。
どれも今回のタイトル『発光』を見せてくれて、魅力的です。
こちらは1階の作品達です。
特に右側の作品は、色の美しさを見て頂きたいです。
会期は10月10日(土)までです。