5月に蒔いた蓼藍が丈10cm以上に育ち、プランターに分植
しました。
今はジョウロの水勢に負けてしまうくらいなのですが、第1回
生藍染め大会を計画している7月末までには直径60cm、丈60cm
くらいまでに育ちます。
今年も昨年のように酷暑の予報が出ています。
肥料として牛ふんを投入、水やりの頻度も上げて対処する予定。
頑張ります!
5月に蒔いた蓼藍が丈10cm以上に育ち、プランターに分植
しました。
今はジョウロの水勢に負けてしまうくらいなのですが、第1回
生藍染め大会を計画している7月末までには直径60cm、丈60cm
くらいまでに育ちます。
今年も昨年のように酷暑の予報が出ています。
肥料として牛ふんを投入、水やりの頻度も上げて対処する予定。
頑張ります!
NHK文化センターさいたまアリーナ教室のOさんの作品を
ご紹介致します。
取手付きの惣菜入れの取手が破損したところを螺鈿で仕上げた
例です。
そもそも取手が破損してしまった場合は、再度取手を再建するか否か
という判断があります。
さらに再建した取手を使うか否かを検討します。
Oさんの場合、取手は再建せず、断面を螺鈿で装飾するという選択を
されました。
使用されたのは顆粒状の螺鈿です。
このタイプだと凸凹の断面に馴染みやすく、貼り込みも平易な方です。
螺鈿の宇宙の煌めきのような光沢は誰しもが魅了されると思います。
器の修復の仕上げとしてチャレンジしてみたいと思われた方も多いの
ではないでしょうか。
螺鈿貼りは金属粉の蒔絵とは全く違う工程になります。
挑戦する場合は教室で手順を確認して下さい。
NHK文化センター柏教室のSさんの作品をご紹介致します。
縁の欠けを金繕いされました。
器の縁には「口紅」と呼ばれる鉄釉が施釉されていることがよく
あります。
その部分の欠けを仕上げる場合、金属粉の色を悩まれる方が多いと
思います。
オススメはやはり銀泥です。
仕上げた当初は白色ですが、硫化によって鉄釉に馴染んできます。
Sさんの作品は元々が淡い色の釉薬だったので、人工的に燻された
銀泥の色を使われました。
一見、どこを直したのか、わからないと思います。
口紅からはみ出して欠けている場合など範囲が大きくなると、また
対処も変わってきます。
迷われる場合は教室でご相談下さい。
横浜山手西洋館のイベント、花と器のハーモニー2024に行って来ました。
今回はRediscovery〜世界のアーティスト×日本の器というテーマです。
日本の器だからなのか、全体的にシックで落ち着いたイメージの展示でした。
◯ベーリック・ホール Rediscovery of Lilies
今回はイチオシが選べません。
日本の器は釉薬で魅せるものが多く、アイテム数も洋食器のように
多くありません。
その分、花の演出は洋館との一体感が要求されることになり、それが
それぞれの館で成功しているように感じました。
その結果、山手西洋館全体の雰囲気が調和することになり、イベント
全体で楽しめる内容になったように思います。
混雑緩和のため、靴はビニール袋に入れて持ち歩きます。
画像の撮影はスマホかタブレットのみ。
(カメラでの撮影は開館直後の時間帯に予約制)
脱ぎ履きしやすく、歩きやすい靴で散策下さい。
会期は9日日曜日まです。
NHK文化センター柏教室のSさんの作品を紹介します。
お友達が作った小鉢の見込み部分に生じてしまった
窯傷の金繕いです。
窯傷とは焼成段階で出来てしまった欠損のことです。
窯傷が生じてしまうのは、プロではないので致し方ないと思います。
ただ実使用上のことを考えると見込み(内側の底)に傷があるのは
不衛生な感じもあって塞いでおいた方が良いと考えています。
金繕いでは窯傷を意図して作られたものではないことから「神様の
なせる技」として痕跡を残す形で繕います。
これは傷の形が破損して出来たものとは違うことから成立するとも
言えます。
Sさんのように陶芸にご縁がないと窯傷の器は手に入らないと思います。
(欠陥品として市場には出回らない)
もし手に入った場合には得難い経験が出来ると思ってチャレンジして
みて下さい。
Sさんは程よく傷を埋めたところで目立たせないことを目指して銀泥で
仕上げられました。
ベージュ系の温かみのある釉薬に上手く馴染んでいると思います。
ハマグリ貝の稚貝「ぜんな」を入手しました。
大きさはアサリよりやや小振りな感じです。
稚貝なので傷はありませんし、皮が薄いので磨きも楽です。
これに金箔を貼って小さな貝合せを作っても楽しいかと
思います。
ぜんなが流通するのは産地が近い千葉県ならでは。
ご希望の方のはお譲りしますので、お声がけ下さい。
NHK文化センター柏教室の方の作品をご紹介致します。
お猪口の欠けです。
ダークな釉薬の色と底面が方形という個性的なお猪口です。
縁に小さい欠けが出来ていたのを金繕いされました。
最近どちらかというと仕上げは目立たせない傾向が強かったのですが、
1点金泥が光輝く仕上げとなりました。
この作品を見せて頂くと見慣れていたはずの金の強さを改めて感じます。
金の高騰で使うのを躊躇う方もおられますが、このパワーはやはり
金でなければとお考えになるのではないでしょうか。
現在、世田谷美術館で行われている「民藝」展に行って来ました。
民藝とは100年前に思想家・柳宗悦によって提唱されたものです。
日常生活のなかで用いられてきた手仕事の品々に美を見出し、
「民衆的工藝=民藝」の考えを唱えました。
日々の生活の中にある美を慈しみ、素材や作り手に思いを寄せる
民藝のコンセプトがいま改めて必要とされています。
この展覧会では民藝を「衣・食・住」をテーマに紐解き、展示解説
しています。
展示品のクオリティの高さもあるのだと思いますが、柳宗悦が収集した
ものから、現代の提唱者のインスタレーションまで見ることによって、
改めて民藝とは何なのかを感じることが出来ました。
展覧会のサブタイトルに「美は暮らしのなかにある」とありますが、
コロナ禍を経て丁寧に生活することの大切さが見直されたのは、
とても良いことだと考えています。
ミュージアムショップがかなり充実しているので、ミュージアム
ショップ好きには楽しめるかと思います。
展覧会は6月30日日曜日まで。
お天気が良ければ用賀駅から歩くのもおススメです。
産経学園ユーカリが丘校にいらしていた方の作品をご紹介致します。
萩焼きのお茶碗の割れです。
割れ方としては王道の鳥脚型の複雑バージョンです。
陶器は割れ口が荒いことが多いので、接着の際、ピッタリハマる位置を
探って落ち着かせるのがポイントです。
若干のズレがあったことと、陶器独特の割れ口の複雑さで欠損を埋める
のに難儀されましたが、完成した姿を見るとその形の美しさの方が
際立っています。
萩焼きは「七化け」と言って経年変化を尊びます。
この器の場合あえて経年の変化はそのままと望まれましたが、基本的に
金繕いする前はしっかり漂白することをお勧めしています。
ゴールデンウィークの終わりに蒔いた藍の種が発芽しました。
わずか1mm程度の種から発芽し、高さ60cm、直径60cmもの
大きさの株に成長します。
この葉を使った「生藍染め」の講座を今年も7〜9月末に計画
しています。
生藍の青、ペパーミントグリーンの他、蘇芳で濃いピンク、玉ねぎで
黄色が染められます。
これで3原色が揃うので掛け合わせで緑、オレンジ、くすんだ紫が
染められます。
さらにやしゃぶしで染められるベージュ〜グレーもシックです。
現在、昨年から参加を希望している方を優先にお声がけしています。
あいにく設備の都合で各回3名様しか対応できませんので、ご興味の
ある方はお早めにご連絡頂ければと思います。