毎日文化センター東京のNさんの作品をご紹介致します。
京焼の鉢の欠けです。
Nさんは趣味の良い器を様々お持ちで、この鉢も鮮やかな瑠璃釉が印象的
です。
縁の柄も宝尽くしと伝統的な文様ですが、器の造形がゆったりとしていて
温かみがあります。
輪花の縁の欠けを綺麗に戻されて金泥で仕上げられました。
お食事を盛るのにちょうどいいサイズの鉢ですので、早速食卓で活躍する
のではないでしょうか。
積極的に仕上げをなさっておられるので、次の完成が楽しみです。
毎日文化センター東京のNさんの作品をご紹介致します。
京焼の鉢の欠けです。
Nさんは趣味の良い器を様々お持ちで、この鉢も鮮やかな瑠璃釉が印象的
です。
縁の柄も宝尽くしと伝統的な文様ですが、器の造形がゆったりとしていて
温かみがあります。
輪花の縁の欠けを綺麗に戻されて金泥で仕上げられました。
お食事を盛るのにちょうどいいサイズの鉢ですので、早速食卓で活躍する
のではないでしょうか。
積極的に仕上げをなさっておられるので、次の完成が楽しみです。
2008年に開講しました「よみうりカルチャーセンター大宮教室」が
最終日を迎えました。
12年、毎月通った教室でしたが、今年12月に閉校となってしまいました。
遠方ではありましたが開講当初、大宮で金繕いが学べると喜んで頂き、
それを心の支えに頑張ってきました。
閉校のご事情を伺っておりますが、新型コロナウィルスの影響は否めません。
本当に残念です。
幸いNHK文化センターさいたまアリーナ校で講座を引き継いで頂ける事に
なりました。
来年1月に同じ第4月曜日の午後1時からと3時半からの2講座を再開致します。
現在受講の皆様に新しい教室でお会いするのを楽しみにしております。
なお新規募集は来年4月期に行う予定です。
春から金繕いにチャレンジされたい方の応募をお待ちしております。
NHK文化センター千葉教室のHさんの作品をご紹介致します。
磁器のゴブレットのステー(飲み物を入れる部分と座の間の細いつなぎ部分)
が折れてしまっていました。
画像では接合線の仕上げしか見えませんが、中には補強が入っており、
安心してお使い頂ける状態になっています。
今回のHさんの作品のように陶磁器製のステーですと内部に補強が出来ます
ので、外観を損なうことなく金繕いが出来ます。
ガラスの場合は破損状態によって違いますので、教室でご相談下さい。
同時に割れ、欠けの器も仕上げて来て下さいました。
なかなか仕上げに踏み切れなかったHさんですが、勢いがついてきた
ようで嬉しい限りです。
港北カルチャーのKさんの作品をご紹介致します。
備前焼の湯のみの割れの金繕いです。
真っ二つと鳥脚状の割れがありました。
接着後、欠損を埋めて金泥で仕上げられています。
無釉に金泥が程よくマッチしていて、綺麗な仕上がりです。
金泥が合う釉薬はいくつかありますが、備前焼との相性は格別だと思います。
Kさんはこの他にも備前焼の器にチャレンジされているので、またご紹介させて
頂けるのを楽しみにしています。
千葉市美術館拡張リニューアルオープン・開館25周年記念で行われて
いる宮島達男 クロニクル1995-2020展に出かけてきました。
宮島達男はLEDのデジタルカウンターを使用した作品で高く評価され、世界
で活躍する現代美術作家です。
作品のモチーフであるデジタル数字は命の輝きをあらわし、0が表示されず
1から9の変化を永遠に繰り返すことで、人間にとって普遍的な問題である
「生」と「死」の循環を見る者に想像させます。
1階のさや堂ホールを利用した展示です。
旧・川崎銀行を部分的に残したのが「さや堂」ですが、クラシックな室内装飾と
現代アートの対比は千葉市美術館ならではでしょう。
デジタルカウンターを使い独自の表現にたどり着いた宮島氏ですが、中には
1〜9を数え、0の時には赤ワインや墨の中に顔を沈めることを繰り返す
パフォーマンス画像など難解なものもあります。
作品を制作する立場として「Art in You」(アートはあなたの中にある)という
言葉は励みになりました。
宮島達男氏の作品は森美術館で行われている「STARS展:現代美術のスターたちー
日本から世界へ」にも展示されています。
合わせて見ると、より理解が深まるのだと思います。
昨年の個展で生徒さんの作品画像をまとめたパネルを展示しました。
個展から1年経ちましたので、思い切ってこのパネルを作品1点づつに
切り分けました。
現在でも教室にお出での方に差し上げようと思います。
記念と思って受け取って頂けたら幸いです。
よみうりカルチャーセンター大宮教室のFさんの作品をご紹介致します。
コーヒードリッパーのひびの金繕いです。
皆様お馴染のメーカーのコーヒードリッパーです。
内側はフィルターが密着しないようにレリーフがついているのですが、
仕上げて頂くと、これが見たことがないくらい面白い線になって
いました。
金繕いの線は人為的には生じない様に魅力があるのですが、Fさんの
作品は器自体の形態が作る面白さでした。
この方向でも金繕いの醍醐味があるのを発見した作品でした。
私個人の金繕い教室を行なっている「藤那海工房」の状況を
お知らせ致します。
現在、平日に行なっている木曜クラス、月曜クラス、金曜クラスは新うるし
クラス、本漆クラス共、平常通り教室を行なっています。
コロナ禍でご参加が叶わなくなった方がおられる為、空席が生じている
のですが、教室内のソーシャルディスタンスを確保したいことから、あえて
募集は行わず、振替の方を受け入れるのみとしています。
来春、コロナウィルスが落ち着くのを待って新規募集を行う予定です。
土曜クラスは不定期のオンライン講座に移行しております。
新規の募集は行なっておらず、教室形式に戻す予定も決まっておりません。
西登戸教室は一般のご家庭を教室としてお借りしている為、来春までお休み
をしております。
再開したとしても、しばらくは新規受講の受付はしない予定です。
もし工房の平日クラスをご希望の方がおられましたら、コンタクトのページ
からご連絡を下さい。
ご予約を受け付けております。
ご検討、どうぞ宜しくお願い致します。
NHK文化センター柏教室のMさんの作品をご紹介致します。
マグカップの欠けです。
Mさんは以前にも丸い柄のあるマグカップを丸く仕上げられていますが、
今回も丸い柄があるので、同じように仕上げて下さいました。
仕上げした部分と元々の柄の印象が合うことで一体感が生まれます。
緑釉に金泥が映えて、素敵な仕上がりになりました。
NHK文化センター柏教室のAさんの作品をご紹介致します。
様々な工夫をされるAさんですが、今回は仕上げの色を3色
使われました。
大鉢の割れです。
実は最初は右側の縁の割れを金繕いなさっていたのですが、完成前に再度
破損。
さらに真ん中に割れが生じてしまいました。
完成の段階でなるべく目立たないようにと最初に割れた部分を薫金泥で
仕上げて器自体の釉薬に馴染ませています。
後から生じた割れは大きく横切る線を銀泥で、縁の部分を金泥で仕上げ
られました。
最終的には銀泥の仕上げが薫銀泥のようになりますので、真ん中縁の金泥
だけが目に立つようになるはずです。
現段階で3色の金属粉を使っていても違和感がありません。
これが素材色である金属粉の素晴らしいところだと思います。