友人の広瀬佐紀子さんが参加している日本画若手作家の集まりによる
展覧会「渺渺展」を拝見してきました。
広瀬さんの作品は山の風景です。
ご覧頂いてお分かりになるかと思いますが、一般的な山岳画と違って
空が狭いのです。
これは広瀬さんが実際に冬山に登山し、厳しい環境の中に身を置いて
写生しているからなのです。
あたかも自分自身がその場にいるような錯覚に陥るくらい心に迫ってくる
自然の美しさ、厳しさを感じます。
「渺渺」とは「広く果てしないさま」という意味を持つそうです。
全く違うスタイルを持つ参加者の共演は毎年拝見していても、新しい
感動があります。
会期は9月1日(日)まで。
JR千駄ヶ谷駅から徒歩5分の佐藤美術館です。
是非実物を会場でご覧下さい。