港北カルチャーセンターのKさんの作品をご紹介致します。
小さい小鉢の欠けの金繕いです。
直径が7cmほどの小さい小鉢に大きい欠けが生じていました。
このサイズの仕上げが難しいことは金繕いの教室に来て下さって
いる方はお分かりになるかと思います。
緑味を帯びた釉薬に金泥が映えているだけでなく、その平滑さが
美しい仕上げになっています。
恐らく金繕いをされる前はシンプルな器としてお使いになっていた
かと思いますが、金繕いが入ったことで全く違う存在になったのでは
ないでしょうか。
器が蘇るだけでなく全く違う景色に見えるのが金繕いの醍醐味です。
Kさんの器はそれを体現した好例と言えるかと思います。