骨董店で購入した器を教室にお持ちになって、改めて金繕いしたいと
おっしゃる方は多くおられます。
その内、欠けの直しから出てきたものをご提供頂きました。
一体、これは何かと思われるのではないでしょうか。
正体はハンダです。
骨董店では商品を早く捌くことは大きな命題です。
仕事である以上、それが大切なことは理解出来ます。
しかしそれが体に良くないもので出来ていたら、どうでしょうか。
ご存知の方も多いと思いますが、ハンダの成分は鉛です。
鉛が人間の体に悪影響を及ぼすことは良く知られていることだと
思います。
早く販売するために食材が盛られる器にハンダを使用するのを厭わない
業者さんがおられるのは嘆かわしいことです。
購入する側で気を付けて気に入った器を手に入れるしかありません。
もしハンダだとわかった場合には早急に対処なされて下さい。