月別アーカイブ: 2022年2月
新調しました
金繕いの教室にお越しの方はご存知のように、私は未だにコンパクト
デジタルカメラの愛用者です。
この度、またコンパクトデジタルカメラを新調してしまいました。
現在持っているカメラと同じではないかと?
そうです、同じRICOHです。
但し一世代新しいGRⅢです。
Macが好きというのと同じで、RICOHの画質が好きなのです。
これはもう止められない。
参考に画像をお見せするにはiPadなどの大きな画面のものがいいとは
わかっているのです。
GRⅢは少し画面が大きくなっていますので、お許し下さい。
オリジナル設定が出来たら近日デビュー予定です。
オードブル皿
藤那海工房の金繕い教室を受講されていたFさんの作品です。
9分割されたオードブル皿に蒔絵されました。
蒔絵は月、露芝とウサギです。
5箇所に入れた小皿を外しても成り立つように蒔絵が配置されています。
画像は未完成ですが、一部螺鈿にもチャレンジされています。
コロナ禍の今はままなりませんが、明けた後は制作の過程などをお話し
されながらの会食が実現すると思います。
Fさんに少しでも早く、そのような日が訪れることを祈っております。
釈迦結び
昨今、水引が工芸として人気ですが、本来は贈答の礼の為の物です。
不祝儀ではありますが、太田流の美しい水引をご紹介します。
笹銀という銀1本、黄緑4本の水引で結ばれたもので、「釈迦結び」と
言います。
折紙はこの釈迦結びに合わせて考案されたもので、ある植物を表しています。
釈迦結びは誰が、いつ考案したのかハッキリしており、「逆あわび」とか
「じゃこあげ結び」という名称が誤りだということがわかります。
贈答の包みは自分の気持ちを伝える役割も担っています。
この包みで私の気持ちが届いていることを願って止みません。
溶け込ませる
カルチャープラザ公津の杜のIさんの作品をご紹介します。
お皿の欠けを元々の柄に溶け込ませました。
染付で唐草紋様のあるお皿が欠けてしまっていました。
実際の欠けの形は小さいのですが、元々の柄の続きが出来るように
仕上げられました。
一目で破損したとわかる形ではなく、元々の柄に溶け込んだのではない
かと思います。
もちろん欠損したままの形がいい場合もありますが、ちょっとした工夫
で変化が得られるのならチャレンジしてみるのもいいかと思います。
どう発想するかは自分次第。
元より良くなることが絶対条件ではありますが、「ねばならない」はあり
ませんので、自由に発想してみて下さい。
しべを蒔絵
カルチャープラザ公津の杜教室のTさんの作品をご紹介致します。
金繕いではありませんが、自作の陶器の絵柄に蒔絵した作品です。
椿の花を渋い色の染付で描かれたお茶碗です。
しべの先端を金泥・銀泥で蒔絵されています。
それだけなのですが、ずっと華やかになりました。
蒔絵は金繕いの仕上げだけでなく、加飾を目的にしても可能です。
ちょっと手間をかけるだけで雰囲気が変わりますので、チャレンジ
しがいがあるかと思います。
もしお手元に物足りない器がありましたら、蒔絵をお考えになって
みませんか?
カード入れの活用
紙ヤスリの保管方法について、今までいろいろな工夫をされている方を
ご紹介してきました。
今回はNHK文化センター柏教室のNさんの方法です。
活用されたのは長財布に入れるカード入れです。
段々に仕分けされているので、使いたい番手を探しやすいと思いますし、
何よりスリムなので、道具箱の隙間に入ってくれそうです。
販売されているサイズはA4版くらいなので、このサイズで持ち運ぶのは
大変です。
1回に使うサイズにカットし、裏側に番手を油性マジックなどで書いて
おくのがいいかと思います。
ぜひ過去にご紹介した分も検索して頂き、ご自分に合った方法でなさって
みて下さい。