月別アーカイブ: 2021年8月

梅のはちみつ漬け2021 既に完売

今年のチャレンジした梅のはちみつ漬けですが、7月半ばから飲み
始めて、既に飲み終わってしまいました。

今年は梅を果肉の柔らかい種類にしたのですが、これが食べやすくて
いいなと思いました。

毎年、梅の実の買い時で悩むのですが、来年からは見定めて購入したい
と思います。

もうすぐ9月。
飲み終わりは夏の終わりを感じさせます。


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細い縁

NHK文化センター柏教室のAさんの作品をご紹介致します。
陶器のお皿の欠けです。


金繕いをなさっている方なら、この細い縁の形を作るのが如何に難しいか
お分かりになるかと思います。
特に陶器の不定形さが、どういう形にするか迷わせます。

結論としては、ご自分の思うように決めて頂いて良いのです。
欠けの両サイドと違和感がないように考えればOKです。

そういう意味でAさんの作品はとてもいい形で作られていると思います。
仕上げの金泥もさりげない華やかさを添えました。

合わせてAさんの他の作品もご紹介します。
まだまだ制作が続いているので、完成されましたら又、掲載させて頂くのが
楽しみです。



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育てる本 展示風景

先般、ご紹介しました『絵や彫刻のように「本」を楽しむこと、
イメージや思考を象るように。
ブックアート研究所ブックアート展の<育てる本>に参加しました。
他のご参加の方々の作品と一緒に展示されています。


ブックアート研究所のHPより 右下端が私の作品です

参加が出来る展覧会はとても楽しい企画ですし、何よりさまざまな人の
手によって本が完成するというのが意義のあることだと思います。

長く連なった作品の様子に、このコロナ禍にありながらも途切れない人と
人の関係を感じました。

ぜひ実際の作品を見て頂きたいと思いますが、会場に行けない方には
ブックアート研究所のHPに動画も紹介されていますので、そちらを
ご覧下さい。

https://ada-library.com/bookart_labo/letters/

日本橋・ギャラリー砂翁の展示は9月4日(土)までです。


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檜扇

先日のお稽古で活けたのが「檜扇(ヒオウギ)」です。

扇形に広がる葉を生かして活けるのが、とても奥が深いと思いました。
アヤメ科の多年草である花は赤い斑点のあるオレンジ色です。
これが葉の緑に映えて、とても綺麗でした。


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アンティークのブローチの金繕い

NHK文化センター千葉教室のSさんの作品をご紹介します。
磁器製のアンティークのブローチの金繕いです。


アクセサリーのブローチを金繕いする?と思われたかもしれませんが、
本体が磁器製なので食器と同じように金繕いが可能です。

画像ではわかりにくいと思いますが、上部頂点に薄く削げた破片を接着して
あります。
問題はその接合箇所をいかに目立たなくするかということでした。

描かれている絵に馴染ませるように試行錯誤したのですが違和感が拭えず。
結局、縁と同じように金で仕上げをし、左手に描かれている樹木の枝振りを
拡張するように描くことで馴染ませて頂きました。

Sさんにいろいろ試して頂いた結果、落ち着いた方法ではありましたが、
鮮やかな絵付けに合わせるのが難しいという知見を得ました。

この作品のように一見、金繕いの範疇ではないように思えるものでも、何らか
納得して頂ける金繕いをご提案したいと考えております。
まずは躊躇せず教室にお持ち下さい。

インスタグラム「kintsukuroi shiratori


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洋書「KINTSUGI」

既にインスタグラムではご紹介しましたが、最近入手しました洋書
「KINTSUGI」をご紹介します。

金の仕上げが印象的な表紙です。
作者はBONNIE KEMSKEさん
出版はTHE POETIC MEND

内容ですが、かなり真面目に金繕いが紹介されています。
私の講演会やオンライン講座を受講して下さった方なら見覚えがある
過去の名品を取り上げ、その歴史もきちんと紹介されています。

何と言っても紙面が美しい!
デザインの勉強や仕事には洋書は欠かせない参考書でしたが、画像は
もとより紙面の構成が素晴らしいです。
英語が読めなくても、この美しさで十分楽しめます。

本の終盤に金繕いの枠から出た現代アート的な作品も紹介されています。
もちろん器を直して使うという本分は大切にしてもらいたいと思いますが、
発展していく様は楽しみたいと思います。

入手をご希望の方はAmazonの利用が簡単かと思います。
閲覧だけでしたら私の自宅工房でお目にかけます。

インスタグラム「kintsukuroi shiratori


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ガラス器の金繕い

産経学園ユーカリが丘教室のTさんの作品をご紹介します。
ガラスのサラダボールが二つに割れてしまっていました。


実はこの器は以前に金繕いされていたのですが接着が外れてしまい、
再度金繕いにチャレンジされました。

今回は接着方法を変更したことで、スムーズに完成に漕ぎつけられたように
思います。
金箔の仕上げが色ガラス部分に映えて美しい作品に仕上がりました。

ガラスは陶磁器と違って独特の難しさがあります。
それを諦めずにチャレンジされるTさんの粘り強さには頭が下がります。
まだまだ手がけられている作品がありますので、次の完成を楽しみにして
います。


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門松・屠蘇講座2021

気の早い話ですが、NHK学園市川オープンスクールで年末に行う
「年迎え 門松と屠蘇」講座のご案内が出ました。

本来の年迎えとはどんなものなのかを学びつつ、根引きの雄松・雌松で
門松を作ります。
また自然素材で屠蘇の調合も行います。

NHK学園市川オープンスクールでの講座は
12月25日土曜日の10:00-12:00
です。
既にお申し込みが始まっておりますので、ご希望の方はNHK学園市川
オープンスクールまでご連絡下さい。

あまりにも先過ぎて予定が見えないという方は私の自宅工房(最寄り駅
JR西船橋駅)での講座を12月28日火曜日を予定しております。
11月にはご案内致しますので念頭に置いて頂ければ幸いです。

ちなみに講師名が「白鳥一佳」となっておりますが、こちらは流儀名で
同一人物ですので、ご安心下さい。


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薫銀泥で描き起こす

産経学園ユーカリが丘教室のNさんの作品をご紹介します。
最初から渋い色が人気の薫銀泥で柄を描き起こされました。


こちらのお皿は欠けが大きく、並んでいたので金泥での仕上げで終わら
せてしまうと悪目立ちしてしまうのですが、元々の染付の柄を描き起こ
して頂いたことで程よく馴染みました。

Nさんが工夫されたのが薫銀泥を使われたことです。
通常は銀泥を使って硫化するのをお待ち頂くのですが、薫銀泥なので
完成した段階で落ち着いた色になります。

このような工夫は大歓迎です。
どうぞ自由に発想なさってみて下さい。

とても使いやすい形のお皿なので、早速食卓に復活されているのではない
かと思います。


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ブックアート展

友人の大古瀬和美さんが参加する『絵や彫刻のように「本」を楽しむ
こと、イメージ思考を象るように。ブックアート研究所』展を拝見して
きました。



大古瀬さんの他、4名のアーティストが集う研究会でテーマを決めながら
製作されたものの発表会です。

「どこかに紙を使うこと」「ページ(複数の連続/非連続した空間)がある
ことを手がかりに「カーボン紙を使う」「音」などテーマを設けた作品は
いつもの制作スタイルとは異なる試みが生まれるようです。

実際、大古瀬さんの制作過程を伺いましたが、キラキラと目を輝かせながら
お話下さる様子に楽しんでこそアートが生まれるのだと感じました。

大古瀬さんの作品です。
彼女のライフワークとも言える墨流しを使った豆本などの作品群です。
大古瀬さん曰く、墨流しは宇宙の原理で生まれてくるものなので飽きが
こないとのことですが、人間自体がその法則の元にあるので心惹かれる
のももっともだと思いました。

この展覧会の関連企画としてリレー形式でページを継いで1冊の折り本を
作る<育てる本>プロジェクトが進行中です。
大古瀬さんのお誘いで私も参加することにしました。
本漆で制作しましたので、固化を待ちお送りする予定です。

ブックアート展は前期が12日(火)まで。後期が8/23〜9/4です。
場所は日本橋のギャラリー砂翁です。


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