日別アーカイブ: 2019年12月10日

ハンドルの補強

産経学園ユーカリが丘教室のNさんの作品をご紹介致します。
カップのハンドルの補強です。

いくつかの破片に分解してしまったハンドルを接着し、竹で補強してあります。
補強を元々のハンドルに馴染ませるように成形した後、プラチナ泥で仕上げ
られました。
補強の加工も仕上げの仕方も大変丁寧に、かつ完璧になさっているので
違和感が全くないかと思います。

ハンドル全体を仕上げてあるので、元からこの意匠だったかのように見える
のが、この手法のいいところです。
竹の加工からして確かに大変ではありますが、丈夫さと美しさを兼ね備えた
手法だと思っております。

ハンドルが割れてしまうと諦めてしまう方が多いのですが、このように自然に
金繕いされていればチャレンジする甲斐もあるかと思います。
このような器をお持ちの方は是非ご相談下さい。


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