月別アーカイブ: 2019年8月
九谷焼の金繕い
セブンカルチャークラブ成田教室のTさんの作品をご紹介致します。
九谷焼の金繕いです。
もっともポピュラーな九谷焼の柄の湯呑みが欠けていました。
深い緑色の釉薬に金泥が生えています。
赤絵の九谷焼です。
縁がほんの少し欠けていたのですが、金彩が入っているので、仕上げた部分に
違和感がないと思います。
どのタイプの九谷焼でも金繕いがとても合うと思います。
いいものは是非Tさんのように金繕いして使い続けて頂きたいと思います。
もう1点はTさんの陶芸仲間の作品です。
綺麗に二つに割れていたのを金繕いされました。
思い切った太い線が器の感じに合っています。
柄の位置に対して割れの線が絶妙の位置に入っているのも偶然の産物とは
思えない感じです。
Tさんはわざわざご遠方から成田教室に来て下さっています。
ご自分のペースで構いませんので、金繕いを楽しんで頂ければと考えています。
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形を取り戻す
セブンカルチャークラブ 成田教室のSさんの作品をご紹介致します。
小鉢の縁が欠けて無くなっていました。
この複雑な形の欠損を木片で作って形を取り戻しました。
もちろん相応の手間はかかりますが、ここまで綺麗に形が作れるのは
木片ならではと言えます。
現在、金繕い(金継ぎ)で欠損を埋めるのは錆漆を始め、練り物で行われる
方が多勢かと思われます。
しかし古い技法である木片の加工は、数々のメリットがあります。
簡単に言えば「丈夫で長持ち」「形が美しい」の2点でしょうか。
教室においでの皆様にはこの点をご理解頂けると、作業の意欲が増すと
思います。
Sさんの作品は本当に美しい形をしています。
仕上げは少々修正が必要ですが、それは些細なこと。
是非参考にして頂きたい作品です。
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