金繕いの講座を長く受講して下さっていると、ご家族、ご友人からの
依頼を引き受けることがあるかと思います。
そのお相手がご自身と縁遠い場合には、預かり証を発行されることを
お勧め致します。
というのも最近、私自身がトラブルに巻き込まれたからです。
器をお預かりした方は社会的にも地位がある方で、お預かりするのも2度目
だったことから、すっかり安心しており、預かり証を発行せず請け負って
しまいました。
全ての原因はここにあるのですが、お預かりした翌月から頻繁に催促のメール
が入りました。
それは預けたご本人が預けた日を半年前だと勘違いし、「もう1年近く預けて
いるのにまだ返してもらえない。」と考えていたからです。
加えてお預かりした際に私が「お聞きしていたより軽傷ですね。」と言った
言葉尻を押さえられて、金繕い代金も値切られてしまいました。
真摯に金繕いの作業をされている方に同じような思いをさせたくありません。
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