金繕いとは陶磁器の修復の他、漆器、ガラス器の修復がメイン
ですが、変わったご依頼も多々あります。
先日お返ししたのは箪笥の引き戸の金箔貼りでした。
枠は黒檀で真ん中の部分が絹本貼りになっています。
そこに金箔が貼られていたのが経年劣化で見栄えが悪くなった
ので、貼り直したいというご依頼でした。
金箔貼りというと貝合わせの延長のようですが、絹本に平滑に貼る
となると膠で貼るので日本画の技法の方が近くなります。
お陰様で講師歴も13年を迎えますと、それなりに経験値も上がりまして、
金繕いの範疇以外のことでもお答え出来るようになりました。
このような出会いも楽しみたいと思っておりますので、違う分野かも
というようなものでも、まずはご相談下さい。
前向きに検討させて頂きます。