現在、新国立美術館で開催されている「東山魁夷展」に行って
きました。
協賛企業提供の招待券で休館日にゆったり見学出来るというラッキー
な機会でした。
あまりにも高名な画家なので、ほわっとした筆致で描く風景画家という
乏しい認識しかなかったのです。
しかし今回見学して、すっかり見方が変わりました。
大胆な構図
緑青に代表される色の美しさ
心和ませる柔らかい筆致
デザイン画のような装飾性
量感のあるマチエール(絵肌)で油絵のように見えますが、岩絵具なら
ではの色彩で和洋折衷の感じ
何よりすごいと思ったのが、ヨーロッパや北欧の風景を描いても、京都の
風景を描いても、東山魁夷とわかるオリジナリティーです。
国民的日本画家の10年ぶりの回顧展です。
会期は12月3日(月)まで。
是非ご覧下さい。