藤那海工房 土曜日クラスの方が仕上げをしてきて下さいました
ので、ご紹介致します。
まずはUさんの作品です。
やってみたいという方が多い「呼び継ぎ」です。
わざと縁を出っ張らせて欲しいと依頼を受けたものです。
グレーの釉薬でざっくりとした陶器に紙型印判の細かい柄と線が
入った磁器を合わせました。
呼び継ぎはどうしても仕上げの線が太くなります。
Uさんは反省点として仕上げに欲しい柄が隠れてしまわないか
検討が必要とおっしゃっていました。
こちらはカップの取手が折れてしまっていたものです。
竹による補強を2種類組み合わせていますが、元の状態に違和感なく
馴染んでいます。
竹による補強は手間がかかりますが、取手が根元から折れている状態に
対応出来、かつ仕上がりが美しいのがメリットです。
次にSさんの作品です。
魚の形をした小皿です。
尾ひれの方が折れてしまったのを金繕いされました。
魚のとぼけた顔が魅力的な小皿ですが、金繕いの線が入って締まった
ようです。
こういう変化が金繕いの醍醐味ですね。
ちょっと他では出来ないチャレンジをしている土曜日クラスでした。