藤那海工房・西登戸教室のOさんの作品をご紹介致します。
金繕いを習いはじめて半年、どんどん仕上げられています。
1つ目は大鉢のひびの仕上げです。。
ご本人としては、まだまだと思っておられるようですが、勢い
よく心地よい線を描かれています。
大鉢とのマッティングも大変良いと思います。
こちらの線も良いと思うのですが、表だけ銀に仕上げ直される
予定です。
染付の柄が混んでいるので、銀で仕上げられると硫化して馴染みます。
一方、裏面の方は金のままにされます。
裏面は白地なので、金の方が馴染みます。
このような金銀同居の仕上げも構いません。
仕上げはご本人の好みなので、ご自身の感性のままにご検討下さい。
特に別れ目もなく器の形の変化もない場合、直線の仕上げをする
のは、大変難しいものです。
度々ブログでも書いていますが、速攻で上手くなる方法はないので、
Oさんのように頻繁に仕上げをして頂くことが早道と考えています。
ところで先般ご紹介しましたOさんの作品ですが、猪口は全てひびと
ご紹介しましたが、一つは割れだったそうです。
大変失礼致しました。
お詫びして訂正させて頂きます。