接着は一度に全ての破片を接着すると、ご説明してきました。
理由は元々同じ器が割れているので、破片となってもお互いを
支えあう関係にあるからです。
部分部分で接着すると簡単なようですが、角度や破片同士の
合わせ方に微妙なズレが生じ、結局ぴったり合わないことに
なります。
接着後、器の置き方でも形が合いやすい方法があります。
下の画像は10/29日曜日に接着し、翌日に撮影したものです。
口縁を下にして伏せた状態にしています。
この状態がアーチ構造になっているので、ズレが生じにくくなるからです。
石橋や教会建築の天井でもご存知かと思いますが、アーチ構造は
安定して強度があります。
この他、割れ方によって、よりズレにくい置き方があります。
接着の際には、それぞれの器でご確認下さい。