JR本八幡駅近くのニッケ コルトンプラザで今日から
「工房からの風」というイベントが始まりました。
全国から工芸、手仕事を行う作家が集う展覧会です。
数年前にも出かけて気に入った器が入手出来たのですが、その後
なかなか訪れる機会がありませんでした。
それが今年は都合がつけられたので、あいにくの天候にも負けず
出かけてきました。
とても面白くお話を聞いたのが、ほうき職人のフクシマアズサさんです。
材料は「ホウキモロコシ」というもので、ご自身で栽培されています。
ホウキに編む際には内側と外側で茎の状態が違うそうです。
内側はしっかりした茎のままにしますが、外側は茎を割いて、柿渋で
染めた木綿糸で編み込んでいきます。
特徴的なのが上部の形です。
ハマグリ型というそうで、この形が丈夫さを作っているのだとか。
作業スペースの掃除に使おうとミニサイズを購入。
近年ほうきの復権を耳にしますが、懐かしさ漂う形に満足、満足。
その他、購入したのが、青人窯さんのカップ&ソーサー。
左が柿灰釉、右が魚沼緑灰釉です。
シンプルな形に、オリジナルの釉薬が気に入りました。
渡辺真由美さんのガラスコップ。
他にも素敵なボールや花瓶があったのですが、実用を考えて
コップを購入。
透明ではない色が、入れた飲み物とどう合さるのかが楽しみです。
こうして画像を見ると、シンプルなモダンデザインを選んでいるのが
よくわかりますね。
今回の展覧会で考えを深くしたのが、釉薬の色についてです。
作家の皆さん、それぞれオリジナルの釉薬を作り出して独創性を追求
されています。
私は和食系の料理をすることが多く、必然的に色味が地味になることが
多いです。
そうなると釉薬によっては料理の見栄えが変わってしまうので、釉薬の色
がとても気になりました。
展覧会は明日までです。
屋外会場での展示のため、明日の雨模様の天候では足元が悪いと
思います。
土汚れがついても気にならない靴でお出かけ下さい。