月別アーカイブ: 2017年8月
可愛い道具
NHK文化センター柏教室のTさんのお道具が可愛らしいので、
撮影させて頂きました。
粉鎮替わりの箸置きです。
キャンディー型のガラス製です。
特に夏は涼やかな感じがして素敵です。
重さ、大きさ共にちょうどいいサイズです。
次は道具入れです。
以前お持ちだった編棒の入れ物を参考にされたそうです。
くるくると巻いて端に縫い付けた紐で結ぶ形は、これから作ろう
という方に参考になるのではないでしょうか?
布はお母様の使っておられた古布だそうで、触った感じがとても
柔らかく心地良いです。
柄の出方が開いても巻いてもいい位置に入っていて、工夫されて
いるのがよくわかります。
素敵なお道具をお持ちの方には、お声がけさせて頂きます。
是非ブログで紹介させて下さい!
URUSHIふしぎ物語ー人と漆の1200年史ー
千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館で行われている展覧会に
行ってきました。
漆と日本人の付き合いを縄文時代から近年まで豊富な展示物とパネルで
丁寧に解説した展覧会です。
漆の装飾技法もサンプルが示されており、単に美しさを見るだけに
留まらない工夫がされています。
私が特に興味を持ったのが、漆の起源について最近の研究がまとめられて
いたところです。
12000年前のウルシの木が発掘されているのですが、その後、漆液として
活用されたものが9000年前と時間が空いており、今なお決定的な推論が
ないということです。
ここ数十年、様々な分野からのアプローチで色々なことがわかって
きていますので、明確になるのも遠くはないかと思います。
ちょっと笑えたのが下の画像です。
含漆UV塗装の自動車です。
漆は最強の塗料と言われていますが、唯一紫外線には弱いのです。
この車は漆を配合し、紫外線を当てると硬化する新しい塗料で塗られて
います。
会津漆器を代表する菊桐文様なのだそうですが、なぜこれ?となって
しまいました。
それはさておき、大変充実した展覧会です。
ご興味のある方は9月3日(日)までですので、お急ぎ下さい。
見応えがありますので、2時間は見込んでおかれるといいと思います。
またバスを利用される場合は本数が少ないので、確認の上、行動される
ことをオススメ致します。
鳥脚コレクション
NHK文化センター柏教室のKさんの作品です。
たくさん仕上げて来て下さいました。
割れた先が三つ又に分かれる状態を「鳥脚」というのですが、
全て見事に鳥脚です。
器の大きさの鳥脚の形に違いがありますが、バリエーションの
紹介のように見えるので、このような形で撮影させて頂きました。
今後手直しをした方が良いものは修正をして頂き、完成となった
ものは日常の生活に復帰です。
2017 第2回生藍染め大会
6株のうち3株が具合が悪くなっていましたが、3株の生育が
よく、生藍染めをしました。
今回のチャレンジは綿とシルクのストールです。
太めに見えているのが綿の部分です。
ここは豆汁下地をしないと染まらないので、オーガンジーの
シルク部分のみが染まり、ストライプ模様になるのではないかと
考えました。
結果は想定通りストライプになりました。
特に青に染まる1回目の染液を使ったので、コントラストがはっきり
しています。
これはこれでアリかと思いますが、ミントグリーンに染まる2回目の
染液でコントラストを低くし、ナチュラルな感じもいいかもしれません。
3株しかかなかったので、2回染められればOKと思っていたのですが、
余裕で3回染められました。
余った葉は乾燥させて、9月末に3回目の染めに加えようと思います。
葉の量に余裕があったのは、切り戻しで枝が増えていたこと、具合の
悪い3株分残りの3株の生育が進んだことだとではないかと思います。
3株のうち1株は完全に枯れてしまいましたが、2株は復活の兆しが
あります。
次回に元気に育ってくれるよう、注意して育てたいと思っています。
リボン
NHK文化センター柏教室のHさんの作品をご紹介致します。
ティーバッグトレーの割れの接着です。
実は接着の際に一部ずれてしまい、幅広く仕上げざるを得なかった
のですが、それを逆手に取ってリボン風に仕上げられました。
これが総柄のトレーに合って秀逸のアイディアです。
さらに金箔を使われたのも、柄のイメージにとても合っています。
リボンの蝶々結びの部分はいいデザインが見つからず諦めたそうですが、
今後気に入ったものが見つかった際には描き加えても良いかと思います。
Hさんは先日ブログでご紹介した月に霞を加えた仕上げをなさった方で、
マイナスをプラスに変えるアイディアに富んでおられます。
今後も楽しい仕上げをお見せ頂くのを楽しみにしています。
ランドマークプラザのピカチュウ
先日ランドマークプラザにあるNHK文化センターに行ったところ、
中央の吹き抜けにピカチュウが浮かんでいました。
夏休みも終盤になって、ようやく夏らしくなってきました。
ランドマークプラザは子供が楽しめるイベントがたくさんあった
ようです。
このところブログの更新が、なかなか出来ずにいました。
これはある仕事の為だったのです。
お話しても差し支えなくなったら、ブログでお知らせしたいと思います。
手元灯購入しました
自分の作業部屋の天井灯だけで作業していたのですが、さすがに
不便を感じて手元灯を購入しました。
1954年発売から63年を重ねる超ロングセラー山田照明のZライトです。
バブル期にかなりの数が販売されたので、ご存知の方もいらっしゃるかと
思います。
ブログを書くにあたって調べてみたところ、アメリカの工場用手元灯から
ヒントを得たものだったそうです。
特徴的なくの字型のアームにスプリングがむき出しというのがレトロな
感じがするのは、そういうことからだとわかりました。
実際使ってみてLEDランプで頭がびっくりする程薄いし、どこでも
好みの位置でアームが止まるのに感激。
何より明るいので、夜の作業が格段にやり易くなりました。
こんなことなら早く購入すればよかった…です。
ちなみに金繕いの作業をする場合は、真正面からライトを当てると作業面に
影が出なくて良いです。
筆記用具を持った右手の影が出ないように左側にライトを置く勉強の場合
とは異なります。
すでに手元灯をお使いの方は、是非お試し下さい。
いろいろ野菜頂きました!
珍しい野菜をいろいろ頂きました。
まずは以前にも頂戴した「スイスチャード」です。
試してみたいと思っていたスープにしてみました。
シンプルにコンソメスープです。
コクを出すのにベーコンを入れてみました。
シャキシャキした茎と柔らかい葉の食感の違いが楽しめました。
次は「空芯菜」です。
豚バラ肉とパプリカで炒めてみました。
こちらも空芯菜の独特の風味が美味しかったです。
パプリカと合わせたのも、彩が綺麗で正解でした。
最後はオクラです。
赤紫色のオクラが綺麗なのですが、火を通してしまうと緑に
なってしまうんですね。
しらすと合わせて和え物にしてみました。
オクラのネバネバとしらすが合って、こちらも美味。
存分に堪能させて頂きました。
ご馳走さまでした!
お盆中のかっぱ橋
お盆中のかっぱ橋に出かけてきました。
元々日曜日はお休みしているお店が多いそうですが…
お盆で数日休むお店も多く、開いているのは3割くらいでした。
シャッターが閉まっているお店が並び、ちょっと寂しい感じです。
私が用事があったお店は幸い開いていましたが、知らずに来て
いた観光客の方はびっくりしていました。
もしお出かけになるようでしたら、確認してからをオススメ致します。
いろいろ完成!
藤那海工房金繕い教室土曜クラスの生徒さんがいろいろ完成
させてこられました。
まずSさんの作品。
割れの接着の練習としてなさったお皿なのですが、少々複雑に
割れていたので、完成まで時間がかかりました。
完成してみると複雑な形が絵になっているので、これも苦労の
しがいがあるというのでしょうか?
次はUさんの作品です。
安藤雅信さんの小皿の割れを金繕いされました。
安藤さん独特の白いお皿で、少しひしゃげているところが愛嬌に
なっています。
一度接着剤で接着されていたのを剥離して金繕いされました。
金泥の仕上げが潔く、綺麗に仕上がっています。
実はこのお皿、ネットオークションで破格の値段でお求めになった
そうです。
練習台と言えども気に入ったものが手に入るなら、ネットオークションも
いいのではないかと思いました。
Uさんの作品をもう1点。
マット釉の薄手の大鉢です。
薄手のものは形を作るのが大変で、さらにマット釉は作業中にとても
気を遣います。
さらにシンプルで綺麗な形に合わせて仕上げするのも難しいところが
ありました。
Uさんは全ての難関をクリアして完成に漕ぎ着けました。
根気よく作業される方なので、その成果が出ていると思います。
土曜日クラスでは呼び継ぎが流行しています。
合わせの妙を楽しんで頂いていますので、完成が楽しみです。