並河靖之 七宝展

東京都庭園美術館で行われている「並河靖之 七宝展」に行って
きました。

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並河靖之は明治時代の七宝家です。
近年、明治工芸への関心が高まり、NHKの番組などで作品をご覧になって
いるかもしれません。
今回の展覧会は没後90年を記念し、初期から晩年までの作品を集めた
初めての回顧展となっています。

黒い釉薬に映える緻密な花鳥風月が代表的なスタイルですが、晩年の
風景画に題材を求めた作品は悟りの境地すら感じさせます。

雅な作品が旧朝香宮邸である庭園美術館で見てこそ、その価値が
発揮されるようです。
会期が今週末の9日日曜日までなのですが、ちょうど入り口前の桜が
満開になっているかと思いますので、花見を兼ねてお出かけになるのも
良いかと思います。

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超絶技巧の作品は、画像の印象と違い小品が多いです。
細かいところまで、じっくりご覧になりたい方は、スコープの無料
貸出があるので、ご利用下さい。


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