第24回 漆の美展

日本漆工協会主催の「漆の美展」に行ってきました。

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協会会員による作品発表の場で、新たな“漆”の可能性を探る機会
でもあります。
昨年は拝見出来ませんでしたので一昨年と比較すると、色漆と南洋貝
の螺鈿が増えたように感じました。
また木胎ばかりでなく、布やレースを胎とした作品もありました。

他の伝統工芸と同じように漆工芸も厳しい環境を余儀なくされて
います。
新しい道を考えると、漆という材料の特性を生かして、新規性
も求めなければならないと思います。

個人的にはアーティスティックな作品より、使うものとしての漆器
に興味があります。
「用の美」というのでしょうか。

会期は今月26日(日)まで。
明治神宮文化館宝物物展示室です。
明治神宮の大木の中を歩いて散歩がてら行かれるのも良いかと
思います。


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