金繕いのカリキュラムの中に金箔の練習のために「貝合せ」の
制作が組み込まれています。
ハマグリ貝はご自分で準備して頂くのですが、最低２組とお願い
しています。
さてこの２組ですが、どのように数えておられますか？
A.２枚貝の片貝を１枚と数える(下の画像の状態で２組)
B.２枚貝セットで１組と考える(下の画像で２組)
正解はご存知の通り B です。
しかし意外にAと考えられる方が多いのです。
ご親切に貝の準備がまだの方に、自分は２組（実際は片貝の２枚）の
準備があるのでと譲られようとされたりします。
古来から日本人は、ハマグリ貝は対になるものしか合わないことに
意味を見いだしてきました。
現代ではハマグリ貝は特に意識しないものになっているかもしれません。
それでもそういう文化であったことは大切にしたいと思っています。
ですので数を数える際には、是非２枚貝のセットで何組とお考え下さい。
