NHK学園市川オープンスクールのHさんがお作りになった貝香合が、
茶席を飾ったお話がとても素敵だったので、ご紹介したいと思います。
国立博物館の茶室で行われた茶会の亭主を、Hさんの妹さんが
なさいました。
その際Hさんがヒオウギ貝でお作りになった貝香合を使って
下さったそうです。
オレンジ色のヒオウギ貝が、茶席を明るく、華やかにしたと
とても評判が良かったとお聞きし、私も嬉しくなりました。
Hさんの妹さんは「日常にある何でもないものを工夫してお道具に
する」ことに意味を感じる方なのだそうです。
大してお茶のお稽古をしていない私が語れるものではありませんが、
お茶の神髄とはこのようにお客様を亭主の心尽くしでお招きする心が
大切なのではないではないかと思っています。
そういう意味でHさんの貝香合が喜ばれたのは、とても嬉しい
出来事でした。