月別アーカイブ: 2016年3月

教材到着2016.春

カルチャーセンターでは4月と10月に募集を行うところが
ほとんどなので、それに合わせて教材の発注をしています。
各教室でも注文を承っていますので、到着する教材は相当な
量になります。

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これをそれぞれの方の注文に従って小分けしていくと、ちょっとした
お店状態になります。

毎回の教室ではご依頼頂いた教材のみ持参して参ります。
ですので教室当日のご要望にはお答え出来ません。
あらかじめご依頼頂きますよう、お願い致します。

また教材の購入先について、ご質問を頂くことがあります。
これに関してブログでもご紹介していますが、お問い合わせにも
お答えしております。
一菜会の講座で使用している教材は、全て市販されているもの
ばかりです。
特注品なので一菜会からしか購入出来ないといった性質のものは
ありませんので、ご安心下さい。

なお私が助手として伺っている原一菜先生の教室に関しては、
原則的に教材のご注文は承っておりません。
ご了承下さい。


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横浜の桜2016

今月は昨年12月分の振替で、NHK文化センター横浜教室が
2週間に続けてありました。
おかげで桜の開花を見ることが出来ました。

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横浜は私の出身地。
やはりここで見る桜は格別です。


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スポイト瓶 替えゴム

本漆での直しを行う時に使う希釈液を小分けするのに、
スポイト瓶を使っています。

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1滴2滴と調節がしやすいので気に入っていたのですが、ゴム
部分が徐々に劣化。
だましだまし使っていたのが、ついに吸い上げるガラス管が
落下する事態に(涙)
瓶ごと買い替えかとネット検索していたところ、ゴムのみ
販売しているところを発見!

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1個68円とお安いので、またもや送料の方が高くなってしまい
ました。
しかし瓶を処分しないで済むという満足感が上回ります。
このような「もったいない」精神を大切にした品揃えに拍手
です。

追記
耐薬品性にすぐれたシリコン製の物もあるようです。
次はこれを購入するつもり。


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面相筆も

このところ「こんな筆もコリンスキー」だったという情報を
頂いておりますが、面相筆にもコリンスキーがあったという
のを見せて頂きました。

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以下に面相筆について榊莫山先生の本から説明を抜粋します。
本来は画筆です。
穂が細く、長いので、細かい描写や人や動物の面相(眉や
鼻、ヒゲなど)を描くのに都合がよいので面相筆と呼ばれて
います。
穂の付け根が二段式になっているのが特徴ですが、これは穂が
細くて持ちにくいので、持ちやすい太さにするためです。
毛の材は剛毛と分類される馬が多いようです。

面相筆というと私は穂の腹の締まりがゆるいのが気になり、
使っていませんでした。
今回ご紹介頂いた筆を実際使わせて頂いたのですが、コリンスキー
ならではの水毛がしっかりあり、なかなかの使い心地です。
小さな仮名文字にもいいようです。

お話を聞いて面白かったのが、コリンスキーの雄と雌では、毛の
堅さに違いがあるということです。
雄の方が雌より堅いそうで、使い心地に違いがあるそうです。

この筆を使わせて頂いて、使えないと思っていた細く長い蒔絵筆に
挑戦してみようかという気になっています。


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お皿の持ち運び

教室に修復中の器を持って来られる時に、皆様いろいろ
工夫されています。
その中でこれはと思うものを、ご紹介したいと思います。

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以前私は緩衝材に包んで箱に入れて持ち運びますとご紹介
しましたが、中皿以上になるとなかなか箱がなくて困ると
思います。

秀逸のアイディアが、書類ケースに入れるというもの。
平らな箱が難しいのですが、書類ケースの薄さが丁度よいの
です。

画像ではぷちぷちに包んでいますが、粘着剤を使えばどこにも
触れずに持ち帰りも可能です。

ぜひ参考になさって下さい。


カテゴリー: 日常の風景 |

ヒュウガミズキ

今月の花活けのお稽古で活けたのは「ヒュウガミズキ」でした。

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先日ご紹介しました「ニオイトサミズキ」もヒュウガミズキと
同じマンサク科でした。
ミズキというと一青窈の「ハナミズキ」をイメージしますが、
こちらはミズキ科と種類が違うのです。
お問い合わせがあり、違いに気がつきました。

ニオイトサミズキと違ってヒュウガミズキは、1カ所に2つ程度しか
花がつかないので、しとやかな感じがします。
茶花にはとてもよいと思います。
特に香りはしませんが、同じように黄色が春らしい花です。


カテゴリー: 植物•スケッチ |

何とノベルティー

NHK文化センター ユーカリが丘教室のNさんの作品を
ご紹介致します。

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微妙なゆらぎのあるヒビの線が美しいお皿です。
来歴をお聞きして、びっくりしました。
何とご実家で使っておられたノベルティー品なのだそうです。
優美な陽刻文様と、縁からぼかしで入ったブルーがとても綺麗
なので、とてもノベルティー品とは思えません。

ご実家が陶磁器生産のメッカ、愛知県なので、クオリティーが
高いのでは?というご意見が教室から出ましたが、その通り
かもしれません。

いずれにしろ思い出あるご実家の品が蘇って、また思い出が
続くというのが、金繕いならではのお話となりました。

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こちらは大鉢の割れを修復されたものです。
もともと金彩で幾何学文様が縁に入っていたので、金泥の
直しも馴染んでいます。
たっぷりとお料理を盛れる器なので、食卓も賑やかになると
思います。

Nさんは器がお好きなので、現在作業中の器も完成が楽しみな
ものばかりです。
完成次第、またご紹介させて頂きたいと考えています。


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桜の貝絵

NHK文化センター柏教室日曜クラスのUさんの作品を
ご紹介致します。
金箔を貼った貝に桜を描いて下さいました。

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カリキュラムでは金箔の扱いを練習するためにハマグリ貝に
金箔を貼って頂いています。
ご希望があれば、これに絵を描くご指導もしております。

Uさんは顔彩の使い方から始め、構図の取り方、桜の描き方
と練習を進め、完成に至りました。
しだれ桜を題材とし、上品な作品に仕上がったと思います。
そして絵を描くというのが楽しくなって頂いたのが、何よりの
成果ではないかと思います。

貝絵には日本文化を背景にしたセオリーがあります。
もちろんご自身のフィーリングで描いて頂いても構いませんが、
せっかく教室に来て頂いているのですから、これを機会に
そのセオリーを踏まえた制作をして頂ければと思っております。

貝香合に仕立てた場合、茶道の流儀によってはあしらい方に
異存がある方がおられます。
しかし陰陽など日本文化をもとにしてご説明しておりますので、
ご自身の流儀の主張は心の内に収めて、お聞き頂けたら幸いです。


カテゴリー: 貝合わせ |

紅筆も

先日ネイルアートの筆がコリンスキーだった、というブログを
書きました。
そうしたところNHK文化センターユーカリが丘教室のMさんから
情報が寄せられました。

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紅筆もコリンスキーだったのです。

日本橋の老舗•江戸屋さんや、習字の筆を購入している玉信堂さんの
HPを見てみたところ、やはり紅筆の高級なものはコリンスキー
でした。
確かにコリンスキーのしっとりと柔らかい毛は、唇に馴染みそう
です。

もしこんなものもコリンスキーだったというものがありましたら、
情報お寄せ下さい。
今、榊莫山先生の筆の本を読んでいるので、好奇心がそそられます。


カテゴリー: 日常の風景 |

モダンデザイン

NHK文化センター柏教室のKさんの作品をご紹介致します。

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三角形の部分が銀泥で仕上げられた欠損部です。
それぞれ小さく縁が欠けていたのですが、これを形そのままで
仕上げるのではなく、器もともとの柄に合わせて三角形にされ
ました。
4枚のお皿でそれぞれ位置が違っているのは、その為です。

難しいのは、その三角形の大きさ、向きです。
Kさんはいろいろ試行錯誤したそうですが、1枚だけで写した画像は
自信作だけあって、三角形の大きさ、向きが完璧です。
これは抽象柄の染色をなさっているKさんならではと言えます。

このようにきれいに形を出すのには、通常の仕上げと違った準備が
必要です。
この方法にチャレンジしたい方は、教室でご相談下さい。


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