豆雛

金繕いのカリキュラムで作って頂く「貝合せ」ですが、
豆雛を飾ってもいいですとご紹介しております。
NHK文化センター千葉教室のWさんが、豆雛を飾ったところの
写真を持ってきて下さったので、ご紹介致します。

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京都でお求めになった雛だそうなのですが、座布団に乗った
サイズが、金箔を貼ったハマグリ貝に誂えたように収まって
います。

その姿に教室のみなさんから「かわいらしい」の声が上がりました。
整った後ろの屏風や、敷き台にも注目が集まりました。

このようにご自分でお作りになったものを飾って頂くと、お教え
した立場としてとても嬉しいです。

ところで雛の並びですが、Wさんは京都風に従ったとのこと。
並びについては、「関東風」「関西風」とよく話題になります
ので、ご存知の方が多いと思います。

これに関して原一菜先生は礼法の立場から、雛の販売業者の地域に
よる意識や、取り決めの為ではないかと考察されています。
実は雛の並びは座敷の間取り、上座•下座の関係で決まってくるので、
一概に左右では決められないのです。

ちなみに左近の桜、右近の橘は、ある場所を模したものです。


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