日別アーカイブ: 2015年11月18日

柄として

NHK文化センター ユーカリが丘教室のSさんの作品を
ご紹介致します。

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全体を撮影したかったので、修復箇所が見えにくくなっています。
金泥でヒビを3カ所仕上げられているのですが、これが120度ピッチで
入っているのです。
ここまで幾何学的な状態になっていると、物理的に何かあったのでは
ないかと考えてしまいます。

大きめのお皿に勢いのある線がとても合っていて、よい仕上がりです。
同じ柄のお皿が完成して、揃うのが楽しみです。

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画像の右上に銀泥で仕上げが入っています。
よくあるパターンなのですが、衝撃がもう少し強かったら欠けとして
破片が落ちるのが、ヒビだけで止まった状態でした。

縁から側面にかけてのキズになるのですが、弧を描いた形が目立ちます。
そこで器自体の柄に雰囲気を似せて仕上げられたのですが、これが
大成功しています。

ご本人は仕上げの線に迷いがあるのが出てしまったのを気にして
おられますが、この完成度であれば十分かと思います。
器自体をお作りになった作家さんも、喜ばれるのではないでしょうか。


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