日別アーカイブ: 2015年10月17日
コート紙の箱はNG
金箔のクズ(散り箔)を保存する為の紙箱は、コート紙を使ったものは
避けたほうがよいと以前のブログで触れました。
このコート紙について、もう少し説明させて頂きます。
コート紙とは、紙を塗料などでコーティングしたものです。
わかりやすい例は、プリンターで写真を印刷する際の光沢がある紙
だと思います。
このコーティング層のある紙は色々なテクスチャーがあり、上の
画像のような革シボがあったり、マットな質感だったりします。
金箔の保存に関して言えば、このコーティング層が静電気を起こし、
金箔を吸い寄せてしまいます。
ですので箱の内側が全面コート紙であるばかりではなく、表面から
内側に折り込んである場合でも同様です。
金箔は見事にこの折り返し部分を狙ったかのように、吸い寄せられます。
吸い寄せられた金箔は剥がれなくなりますので、無駄になってしまうのです。
ご面倒でも貝合せの際には、コート紙ではない箱をお探し下さい。
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