先日カランダッシュの色鉛筆を購入したことをブログに書いたところ、
思わぬ反響がありました。
それは美しい色を見るとテンションが上がるというのがあるのでは
ないかと思います。
そこで同じような感じになるのではないかと考え、山崎青樹先生の
「草木染 染料植物図鑑」をご紹介したいと思います。
山崎青樹先生は、原一菜先生が師事された先生でもあります。
染料となる植物がどんなものか、文献も合わせて紹介されています。
もちろん染色はどのように行うのか書かれていますが、ページ右下に
染められたサンプルが掲載されています。
これが何とも美しい色ばかりなのです。
草木染めの手引き書ではありますが、身近かな植物が染められる色に
驚かされます。
南北に長い国土を持つ日本は、世界的に見ても植物数が豊富なことが
知られています。
それを背景に多彩な染色を生み出してきました。
今、色が美しいことで知られるのはイタリア、フランスという認識が
大多数かと思いますが、開国した日本の色数の多さに驚いたのは
これらの国だったのです。
その多彩で美しい日本の色がご覧頂ける『染料植物図鑑』は、続、続々と
3冊、美術出版社から出版されています。
機会がありましたら、是非手に取ってご覧下さい。