月別アーカイブ: 2015年9月

2015 第1回生藍染め大会

今年初めての生藍染め大会です。
藤那海工房土曜日クラスの方々と行いました。

まずは葉を採ります。
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次にミキサーで染液を作ります。
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出来上がった染液に染めたいものを浸します。
ムラが出来ないように動かすのがポイントです。
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染め上がったら、乾燥させます。
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生地によって全く違う雰囲気に染まるのが、おもしろいところ。
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今回は紙染めにもチャレンジしました。
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初めてのチャレンジで、どんな感じになるのか探り探りでしたが、
それぞれ個性的なものが出来上がりました。

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大きな枝を刈り取ってしまったあとの藍です。
プランターに植え替えて、しばらくたったくらいの大きさになりました。

8月は前半は酷暑が続く日々でしたが、後半一気に涼しくなりました。
藍もお盆明けくらいまでは青々とした葉がついていたのですが、気温の
低下と共に葉の色が悪くなり、大量に黄変してしまいました。
今回の生藍染めで、量が確保出来るか不安だったのですが、余裕で
3回分+紙染め1回分が取れました。

しかし色味に関しては少々淡いようです。
昨年葉の勢いが今一つの状態で染めたところ、やはり淡めに染め上がり
ました。
藍自体の生育状態が染め上がりに反映するとわかったのです。
今年も具合が悪くなってからの染めだったので、淡めに仕上がったの
かもしれません。

今回4人で染めてみて、様々な生地で制作したところ、生地によっても
かなり仕上がりの差があることが理解出来ました。
経験を積み重ねれば、生地によってどのように染まるのかわかるように
なるかもしれません。

まだ白生地を残しているので、何とか藍に成長してもらい、もう1回
くらいは染めたいと考えています。


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コンスタントに仕上げ

NHK学園市川オープンスクールのTさんの作品をご紹介
致します。
Tさんは下地の作り方が上手な方で、このブログでもたびたび
ご紹介させて頂いています。

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湯のみの小さな欠け2点と、蓋つきの器です。
コンスタントに仕上げをされているので、仕上げも安心して拝見
出来ます。

これもよく申し上げていることですが、仕上げはまとめて行うの
ではなく、下地が出来たら都度行うのをオススメ致します。
一気に仕上げを行うとその時点の腕前の器がたくさん完成して
しまいますが、コンスタントに行うと少しづつ上達して行きます。

1つの器にたくさん修復箇所がある場合も同様です。
下地がよいところで、次々仕上げに挑まれて下さい。

とはいうものの私自身も仕上げればいいだけの器が引っ越しの荷物を
整理したら、たくさん出てきてしまいました。
しかもよく見てみたら、仕上げをするだけと思っていたのが、案外
物足りない状態だったのです。
これは自分の目が鋭くなったと解釈するべきか、以前の作業がいい加減
だったと反省すべきか…
問題のところを細かに精査して、お教えする内容にプラスになったと
前向きに解釈することにしました。


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印材を粉鎮に

金•銀泥の包みを押さえる粉鎮は、道具の中でも凝りたいところ
だと思います。
これまで外国のコインや、箸置きなどを上手く使った方が
おられましたが、篆刻用の印材をお持ちになった方がおられました
のでご紹介したいと思います。

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1cm角で長さは4cm程度です。
重さも大きさも粉鎮にするには、丁度いい感じです。
何より材が美しいので、使う楽しみがあると思います。

粉鎮は、仕上げ作業の時に引っ掛けてしまわないこと、静電気が
起きにくい材質であることも重要です。
何かお気に入りの逸品を見つけられましたら、是非お知らせ下さい。


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体験講座 2015.10月

セブンカルチャークラブ成田教室で再び体験講座を催します。
前回同様
•金繕いの歴史説明
•金繕いの工程 参考作品をご提示しての説明
•修復可否鑑定(お持ち頂いた器が金繕いで修復可能かどうか鑑定します)
•蒔絵体験
と、2時間で充実した内容の講座となっております。

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前回はお持ちしなかった作品も持ち込む予定ですので、是非ご参加
ご検討下さい。
10月5日(月) 午後1時半から3時半です。


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ハマグリ 紙ヤスリで磨くと

貝合せ制作のためにハマグリ貝を磨く方法は、制作される方によって
様々あります。
中には少々取り扱いに注意が必要な薬品を使用される方もあります。
私共では基本的にカッターの他、家庭用品で磨くことをお勧めして
おります。

下の画像の例は、紙ヤスリで磨いた例です。

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蝶番のところが合う一対の貝なのですが、柄の感じが違う貝のように
なってしまいました。
また自然な凸凹も削り落としてしまっているので、作り物のような感じも
あります。

ご存知のように貝合せとは、貝の表面の柄を見て一対の貝を探し当てる
遊びです。
柄が違う感じになってしまうと、このような遊びには適さない状態に
なってしまいます。

このような事情から教室でお教えしている手順を取って頂いています。
ご面倒な部分もあるとは思いますが、様々なアクシデントを回避する
最良の方法と考えております。
どうぞ手順はお守りの上、より美しい作品の制作に臨まれて下さい。


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