仕上げの塗り厚

このところ説明と違うように覚えてしまわれるケースが多く
なっていると感じているのが、仕上げの為の蒔き下の塗り厚に
ついてです。

Exif_JPEG_PICTURE

基本的に薄く塗った方が光沢感もよく、美しく仕上がります。
これが厚めに塗った方が定着がよいのではないかと考え、厚く
塗られる方がおられました。
その結果、変に溜まりが出来てしまったり、金泥が沈んでしまったりと
いろいろなアクシデントが起きてしまっていました。

まずは欠損にぴったりと薄く蒔き下を塗られ、仕上げられるのを
オススメ致します。

ただ仕上げはお好みがあるかと思います。
筋状に盛り上がった仕上げを推奨される先生もおられます。
このような仕上げを望まれる場合には、別の技法が必要です。
ご希望の方は、教室でご質問下さい。

薄くぴったりとした仕上げが正解なのか、筋状の仕上げが正解なのか
と質問を受けたことがあります。
過去の名品と言われるものは、全てぴったりとした仕上げです。
ですのでぴったりとした仕上げを目標にして頂きたいと考えています。

しかし最終的にはご自身が「美しい」と思う仕上げをお選び下さい。


カテゴリー: 基本のき   パーマリンク

コメントは受け付けていません。