月別アーカイブ: 2015年5月

箔切り三昧

貝香合の講座準備の一つで、金•銀箔切りを行いました。

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箔を切るのには、竹製の箔刀と鹿革が張られた箔切り台を使います。

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これは特別に購入しないとなりませんし、慣れないと難しいので、
初心者が扱うにはハードルが高いと思います。

今回短期講座で大量に必要なので、合わせてこの特別な道具がなくても
出来る方法を模索しています。
料紙作りの専門書などに初心者でも簡単に出来る方法として出ている
ものがありますが、それを実際試しつつ検討しています。

よい結論が出ましたら、教室でご質問があった場合にお話したいと思います。


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貝桶柄の打掛

京都国立博物館に収蔵されている貝桶柄の打掛をご紹介致します。

打掛全体
打掛部分

江戸時代(18世紀) 「浅葱綸子地貝桶文様」

浅葱色の地に友禅染めと刺繍で、貝桶と蛤の柄が入っています。
それぞれの蛤、貝桶が変化に富んだ表現がされており、その丁寧な
仕事振りに、この打掛に込められた願いが見えるようです。

貝合せは、遊びとして発祥しましたが、蛤が他の貝とは決して対にならない
ことから江戸時代には嫁入り道具の筆頭になりました。
転じて貝桶は吉祥文様として入れられているのです。

金繕いのカリキュラムでは、金箔のあしらいの練習として貝合せの
制作を入れています。
その際、蛤のご用意をお願いしています。
これに対してアサリでは駄目か?ホンビノス貝では駄目か?という
質問が多くあります。

このような歴史をご理解頂ければ、蛤でなければならないとご理解
頂けると思います。
まずは蛤で制作頂き、その後お好みの貝でチャレンジして下さい。


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エリスマン邸 探検

先日リニューアルオープンの様子をレポートした横浜山手西洋館
ですが、合わせてエリスマン邸も見学していました。

Ehrisman1

エリスマン邸は、生糸貿易商社シーベルヘグナー商会の横浜支配人として
活躍した、スイス生まれのフリッツ•エリスマン氏の邸宅として大正14年
(1925)から大正15年(1926)にかけて建築されました。

設計したのは「現代建築の父」と言われる、チェコ出身のアントニン•
レーモンドです。
レーモンドは先般ご紹介した自由学園明日館を設計したF.L.ライトの弟子です。

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インテリアのデザインは家具も手がけていますが、師のライトを彷彿と
させる作風です。

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今回特別に屋根裏を見せて頂けました。
日本の伝統工法の木軸構造とは違う、トラス構造です。
こちらは毎月第3水曜日の11:00〜と14:00〜の館内ツアーで見学出来ます。
建築ファンなら是非ご覧になりたいところではないかと思います。

レーモンドは、部材を効率的に使う(細かく分けない)ことでローコスト化を
はかり、日本人の大工にわかりやすいように詳細図を書いた初めての建築家
なのだそうです。
そのようなところが建築愛好家の心を掴むのだとエリスマン邸の館長から
お聞きしました。

新緑まぶしい横浜山手地区には、たくさんのご見学の方が訪れていることと
思います。
このようなところも含めて見て頂けると、より一層興味が深まるのではないで
しょうか?


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藍の種蒔き 2015

今年も生藍染めを行おうと決心して、種蒔きを行いました。

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藍の種は、種苗メーカーから取り寄せました。
ゴマくらいしかない小さな種ですが、これが草丈60cmにもなるの
です。

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1週間から10日くらいで発芽する予定です。
その中から選定して、プランター1つに2株づつ植え替えるつもり
です。

今年は紙染めにチャレンジしてみたいと思っています。
そのためには、まず無事の発芽を祈ります。


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