月別アーカイブ: 2015年3月
イギリス館 様式の訂正
3月2日のブログにアップしました「横浜市イギリス館のインテリア」の
内容に関して、ミスがありましたので訂正させて頂きたいと思います。
イギリスでは最も権威のある「ジョージアン様式」で公的な建築が
建てられると書きました。
このジョージアン様式についての説明が間違っておりました。
正しくは「ジョージ1世から4世までの時代(1714〜1830年)の建築•
工芸様式」です。
建築としては左右対称のプランが特徴です。
またローマ時代の研究が進んだことによって、ローマ時代のモチーフを
使っているのも重要な点でしょう。
イギリス館が建築されたのが、昭和12年(1937)、映画「英国王のスピーチ」
のジョージ6世の時代です。
ジョージアン様式の時代から100年以上あとですが、ジョージアン様式で
建築されている訳です。
文章を推敲している間に、間違えた内容になってしまいました。
お詫びして、訂正させて頂きます。
和洋仕上げ
NHK文化センター ユーカリが丘教室Iさんの作品をご紹介
致します。
まずは和の器から。
ざっくりと厚みのある鉢です。
これを銀泥で仕上げられました。
硫化させ切ると黒色の釉薬に馴染むと思います。
蒔いた形状も器に合っています。
小さなデミタスカップです。
ピントが奥に合ってしまって、せっかくの仕上げが見にくい画像で
申し訳ありません。
カップに金彩がふんだんに使われているので、仕上げたところも
違和感がありません。
金泥で仕上げをなさっていますが、洋金箔という選択肢もあるかと
思います。
以前のブログでも紹介しましたが、洋食器の金彩には洋金箔が
近似しています。
ただ貼り方にコツがあります。
これは貝合せに相通じるものなので、貝合せのカリキュラムをなさった
方は、まず教室でご相談下さい。
楽しい加筆
NHK文化センター柏教室のKさんの作品をご紹介致します。
この作品は、以前にもブログで紹介させて頂いたものですが、今回
さらに加筆してこられました。
左の作品は、ヒビを目立たなくさせるために、縦のラインに花芽のような
つぶつぶを加筆されていました。
今回銀で花を描き加えられました。
実際近くで見ると、少し盛り上がりがあり、立体的になっています。
蒔絵の手法はいろいろありますが、立体的にするというのは、技法としても
やりやすく、効果的です。
右側のカップは、小さな破片を接着し、楕円形の仕上げが出来ました。
この形を縁下に繰り返して、帯状にレイアウトされました。
もともと柄がない器なので、このパターンがとても生きています。
加筆する場合、最初からイメージするものがあれば、すぐにチャレンジ
されてもいいかもしれませんが、まずはキズ通りに直してみて、そこから
イメージされるものを描いていくというのがよろしいかと思います。
仕上げた器をじーっと見ていて、何か思い浮かぶようになったら、是非
チャレンジを!
藤那海工房の教室
TOPページや教室案内で、ご案内しております「藤那海工房」の
金繕い教室のシステムについて、お問い合わせがありましたので、
ブログでもお知らせしたいと思います。
藤那海工房の教室は、少人数制にこだわっております。
そのメリットを生かして、第1木曜日と第4金曜日のクラス相互の
振替など、ご都合に合わせてご出席頂けるよう、柔軟に対応して
おります。
これは近年カルチャーセンターの教室を、お仕事や介護、通院などの
理由から継続を断念される方が増えていることを鑑みた結果です。
私自身が金繕いを学び続けられたのは、先生や、周囲の理解が
あったからです。
これらの経緯に対して恩返しのような気持ちで、このような対応に
しようと考えています。
カルチャーセンターの「毎月第○ ◯曜日」という決まった日が
確保出来ずに受講をためらわれている方は、是非ご相談頂きたいと
思っております。
空き缶を活用
好評(?)道具箱シリーズです。
NHK文化センター千葉教室のWさんの、道具箱をご紹介致します。
空き缶を利用して、道具箱にされました。
仕切りは100円ショップで購入されたものだそうで、ピッチが様々な幅で
用意されているそうです。
これを使えば、自分好みの位置で上手く仕切れます。
一番上に乗っている小さい筆巻きのようなものは、別の用途だったものを
流用されました。
筆の先だけ保護してコンパクトになるので、そのまま道具箱に収まります。
缶自体に深さがあるので、薄め液のボトルも入りました。
缶そのものも、止め金のついたおしゃれな缶です。
以前のブログでボール紙で自作された道具箱をご紹介しましたが、自作するのは
難しいという方でも、Wさんのように上手くあるものを利用されれば、自分
仕様の道具箱が出来ます。
是非参考になさって下さい。
ハマグリ貝 キズ隠し
近年のハマグリ貝は、金属製の熊手のようなジョレンという道具を
船で引いて海底をさらうという採り方で、キズがついていることが
多いとお知らせしてきました。
このキズを貝の歴史として慈しむのが、貝合せの遊び方としては
よろしいのではないかと思いますが、どうしても辛いという方も
おられます。
NHK学園市川オープンスクールのAさんのなさった方法は、それに
対するひとつの解決策です。
メキシコ貝の厚貝(ある程度厚みのある貝)を埋め込まれました。
メキシコ貝自体、強い光沢感があるものですので、とても存在感が
あります。
ハマグリ貝を貝合せの遊び道具としてではなく、作品と考えるのであれば、
このような方法の他、対処方法があります。
チャレンジしてみたい方は、教室でご相談下さい。
自作のペンケース
先般ご紹介しましたNHK文化センター ユーカリが丘教室のSさんの
ペンケースに倣って、NHK学園市川教室のIさんがロールペンケース
を自作されました。
赤がポイントカラーになっていて、素敵な道具入れになっています。
自作されると入れるものがわかっていますから、計画的に仕切りが
作れるのが便利だと思います。
一般的にロールペンケースの生地は厚手でしっかりしたものが多いのですが、
Iさんによりますと、さほど生地厚は気にしなくて大丈夫だそうです。
ちょっとした余り生地で作れるので、負担もなさそうです。
お裁縫の得意な方は、チャレンジしてみて下さい。
私としては、ブログをご覧頂いている方の繋がりが出来たようで、そこが
とても嬉しかったです。
港北カルチャーセンターの教室
先月から講座が開始した「港北カルチャーセンター」の教室の
様子です。
教室のある横浜市営地下鉄センター南駅前は、公園のように広く整備されて
います。
そこを臨む位置にある教室は7階という高さもあって、とても気持ちのよい
空間です。
次回の新規募集は秋口になる予定です。
受講をご検討頂いたら、幸いです。
柏教室 金曜クラス2015春
4月から始まる教室の受付が始まっています。
春からの受講をご検討頂いている方がおられることと思います。
NHK文化センター柏教室の、金曜クラスについてお知らせ致します。
おかげさまで、このクラスは大変好評を頂いており、キャンセル待ちが
出ています。
よってなかなか受講が適わない方もおられます。
もしご都合が許すようであれば、今期募集致します第3日曜日の午前か
午後のクラスへのお申し込みをお勧め致します。
どうぞご検討をよろしくお願い致します。