カルチャーセンターでお教えしている新うるしは、講座の初日に
2本お渡ししています。
「本透明」と「赤系」の2本です。
画像の左に写っているのが、黄色のチューブの「本透明」
右の白地に赤字のチューブの「赤系」です。
この2本の違いがわからないというご質問が続きました。
これについては講座の初日にご説明しているのですが、初日の
説明が故なのか、ご記憶に残りにくいようです。
まず「本透明」ですが、植物性樹脂そのものなので、接着力が強く
割れた器の接着やヒビ•ニュウの直しに使います。
次に「赤系」ですが、本透明に弁柄という顔料が入っていることによって
堅牢度が高くなっています。
その分体積が出ても強くなっているので、欠損を埋めるのにはこちらを
使用します。
2本の違いは前記した通り、弁柄という顔料が入っているか、否かと
いうことです。
見た目に黄色いチューブと白地に赤字のチューブと区別して頂ければ
わかりやすいかと思います。
覚えにくいようであれば、チューブにテープを貼って用途を「接着•ヒビ用」
「欠け埋め用」などと記入されてはいかがでしょうか?
また作業中に違う新うるしを使い出してしまうという間違いも増えて
います。
今日のカリキュラムで使う方のチューブのみをテーブルの上に出し、
使わないチューブは道具箱に入れてしまうというのも予防措置として
いいかもしれません。
注 このブログで「赤系」とした新うるしですが、以前は「赤」という
色を使用していましたが、現在は一般に市販されていないものに変えて
います。そのため「赤系」と表現しました。