月別アーカイブ: 2014年3月
撮影用クロス
このブログを始め、作品の撮影をする時に使っているクロスです。
全部で5種類ありますが、スカート用ハンガーに留めて収納しています。
シワにならないので、思い立った時にサッと撮影出来るので便利です。
今後はもう少し大きいクロスを用意して、ある程度高さのある器でも
立てて撮影出来るようにしたいと思っています。
教材費について
今日は新規受講の方の教材の準備に合わせて、ご注文頂いた教材を
梱包しました。
引越荷物のようですが、各教室に分類してセットしています。
セットしている時の様子は、家内制手工業のようです。(笑)
3月にご注文頂いた教材については消費税5%でお出し致しますし、
4月から新規に受講して頂く方々の教材費も従来の金額に据え置き
ました。
しかし4月以降にご注文頂いた教材は、消費税8%を適用させて
頂きます。
また受講初日に頂戴する教材費も、金•銀の相場を加味して10月期には
アップする予定です。
なお個人個人で必要になる材料についても、私に購入委託された場合は
手数料を頂戴することに致しました。
時間を使い、交通費をかけて購入しに出かけているものです。
ご理解のほど、よろしくお願い致します。
貝合せ講座修了しました
ピンチヒッターとしてお引き受けした貝合せの講座が、本日で終了
しました。
前任の講師の方のご都合で、期の途中で講師が交代するという異例の
事態でした。
金繕いが本業の私がお引き受けしたのは、もちろん受講中の方々の
ことを考えたこともありますが、私自身が通常お教えしている貝合せ
の内容が、どのように受け止められるのか検証してみたいという
チャレンジの気持ちが強かったからです。
本日の講座修了後受講の方々から、とても勉強になった、楽しかった、
等々お褒めの言葉を頂き、頑張った甲斐があったと安堵しているところです。
何より前任の方が降板される時に受講を止めようとお考えだった方が、
受講して良かったと言って下さったことが、一番嬉しかったです。
受講して下さった方々からいろいろ情報を教えて頂いたこと、準備に
伴って勉強したことを考えますと、私にとって大きな収穫となった講座
となりました。
改めて受講して下さった方々に御礼申し上げます。
そしてまたご縁がありますことを、祈っております。
よみうりカルチャー京葉の教室からは、競馬場が臨めました。
ハマグリは一期一会
金繕いのカリキュラム用に、ハマグリを磨いて下さっている方が
おられるかと思います。
何といっても自然のものですので、工業生産品のようにキレイな
物ばかりではありません。
上の画像の貝は少し紫味を帯びていて、とても綺麗なのですが…
下準備中のアクシデントで、蝶番部分が欠けてしまいました。
表面の欠損ならば金繕いの方法で修復も可能ですが、咬合する
蝶番部分の直しは難しいのです。
残念ですが、他の用途に使うことにしました。
ピンチヒッターをしました貝合せの教室も明日で最後です。
受講して下さった方々が、私の講習を受けて良かったと思って
下さるよう頑張ります。
みなとみらいの桜
本日はNHK文化センター横浜教室の助手で、ランドマークプラザに
行きました。
横浜は昨日開花宣言が出ましたが、みなとみらいの桜は、まだ
ほとんど蕾でした。
来月の講座日には桜は終わっているでしょう。
満開の景色を想像しながら撮影しました。
いろいろ仕上げ
よみうりカルチャー大宮教室のFさんの作品をご紹介致し
ます。
Fさんは長く受講して下さっておりますので、普通に直し、
仕上げるのは、全く問題がありません。
今回はたくさん仕上げて来て下さいました。
今後チャレンジして頂くとすれば、先般ご紹介しましたように金•銀を
上手く使い分けて、修復部を目立たせないようにする工夫です。
例えば右下の小皿でしたら金泥で欠け部全体を仕上げたあと、銀泥で
染付けのラインを再現するというようなものです。
上、左下の小皿も同様の工夫が可能だと思います。
何かステップアップをとお考えになっている方は、参考になさってみて
下さい。
膠下地
貝合せの制作で金箔を貼って頂いたあと、顔彩等で絵を描く
場合、事前に膠で下地を作っておく必要があります。
これは着彩するものと金箔の活着を良くするためです。
何もしないで絵を描いてしまうと剥落してしまいます。
膠とは動物の皮,骨,腱,内臓膜を主要原料とし,これらを水と
ともに熱して,得られた抽出液を濃縮して乾燥したものです。
簡単に言えば“にこごり”です。
画材として使われる膠は、棒状、粒状、ゼリー状など様々な形態の
ものが販売されています。
初心者には明礬がブレンドされた「ドーサ液」が扱いやすいのでは
ないかと思います。
いずれにしても金箔貼りの貝に絵を描かれる場合は、まず教室で
ご相談下さい。
膠下地の方法をご説明致します。
紫染めの飾り座布団
原一菜(いちな)先生が、自生ムラサキで染められた絹で
作られた飾り座布団です。
紫染めは染色方法を変えることで、ピンクのような鮮やかな色から
深い紫色まで、様々に変化します。
この飾り座布団は落ち着いた藤色に染め上がっていますが、ため息が
出るほど美しい色です。
先日ご紹介しました第25回草木会展は、明日23日(日)午後5時まで
です。
よろしかったらお出かけ下さい。
四方右掛け
茶道具など大切な物が入った桐箱の紐結びに悩まれたことは
ありませんか?
ネットで検索すると出てくるのが「四方左掛け」という、最初の
輪が左にある掛け方です。
これに対し輪が右にあるのを「四方右掛け」といいますが、
両者の違いは流儀によるものです。
太田流では「四方右掛け」になりますので、この方法を習得
する必要があります。
紐結びが苦手な私は、何度も練習しました(汗)
いざという時は突然やってくるので、その場で戸惑わないようにする
には覚えるしかありません。
ちなみに桐箱蓋の木目の方向にも決まりがあります。