月別アーカイブ: 2014年2月
おいしいランチ
以前ご紹介しました「おむすび まるさんかく」にランチに
出かけました。
おむすびは右手から玄米の蕗味噌、白米の梅干しとひじきです。
こちらが美味しいのはもちろんなのですが、めずらしいのが
真ん中に写っている四角いおむすびです。
具材は何とレモン!
ご飯との相性がよく、口に含むとさっぱりします。
和菓子のような見た目ですが、洋の味としてワインと合わせても
というのは店主の見立てです。
おかずは「鰯の梅生姜煮と長命草と大根サラダ」です。
梅干しで鰯のクセが押さえられ、ご飯がすすむ1品です。
思い起こせば、私が器に興味を持ったのは店主の影響でした。
敷居が高いと思っていた作家物の器をさりげなく日常に取り入れる
店主の様子を見ているうちに、私も自分の好みに合う器を探す
ようになったのです。
おむすび まるさんかくのお食事は、美味しさ、美しさばかりでなく、
店主が厳選した身体によい素材で作られています。
合わせて店主の眼鏡に適った器たちも、楽しんでご覧になって下さい。
愛用 粉鎮
以前のブログで、金泥を蒔く時に粉鎮があると便利だと
ご紹介しました。
教室で私が使っている粉鎮を良いと言って下さる方が多く、
中には同じものが欲しいとお探しになる方もおられます。
これは15年以上前に渋谷の東急ハンズで購入した「樹脂含浸木材」
というもので、ずいぶん前に廃番になってしまっています。
良いと言って下さる方が多いので類似品を探してはいるのですが、
なかなか同じようなものがありません。
黒檀材などもいいかと思いますが、サイズが適当な物がないのです。
もし類似品を見つけた方がおられましたら、ご一報下さると幸い
です。
ゼンナ 磨きました
以前のブログでご紹介しましたが、ハマグリの稚貝は
『ゼンナ』と表示される場合があります。
貝合せの講座用に、このゼンナも磨きました。
稚貝なので表面の皮膜や蝶番のところも柔らかく、大きい貝よりも
簡単に磨けます。
金箔を貼ったあとは、わさびをのせてお刺身に添えたり、珍味を
のせたりすることも可能ですし、箸置きにしても食卓が華やかに
なるかと思います。
ただし金箔を貼る場合には、小さいが故の工夫が必要です。
教室で確認の上、着手下さい。
ところでハマグリ貝磨きの手順について、戸惑われている方が
いらっしゃるようですので、改めて出だしの手順をご説明致し
ます。
購入なさったら、冷たい出汁でゆっくり加熱して下さい。
(急加熱すると貝殻が割れます。)
貝が開いたら、そのまま出汁の中でゆっくり冷やします。
その後1ヶ月、水に浸します。
この時、蝶番を無理に外さないようにするのも大切です。
水に浸すことによって、皮膜や蝶番が柔らかくなります。
浸さず乾燥させてしまうと、特に蝶番の部分は固くなってしまい、
簡単に落とせなくなってしまいます。
どうぞ浸すのをお忘れないようお願い致します。
ちなみに浸したままにしたら自然に皮膜や蝶番が取れるということは
ありません。
何年浸したとしても、必ず人間の手で加工することが必要です。