日別アーカイブ: 2014年2月6日
砂子散らし
貝合せの他、他の作品作りで金箔の「砂子散らし」をなさる場合が
あるかと思います。
砂子用箔筒(砂子筒)という竹筒の先に金属のメッシュが張られたものに
金箔を入れ、画像手前に写っている箔用たたき筆で筒の中をかき混ぜるように
すると、メッシュ部から砂子が落ちてきます。
小さい作品では手元が見にくいのですが、ある程度大きな作品を作る場合には
筒内に金箔がたくさん入れられる利点があります。
しかしこのような専用の道具を用意しなくても、砂子散らしは出来ます。
茶こしです。
あまり目が細か過ぎない方がいいので、100円ショップの物で
構いません。
これに蒔筆に使っている平筆で十分です。
ところで金泥を散らせば、金箔と同様の砂子散らしになるのでは?
という質問を受けました。
金泥用の砂子筒がありますので散らすことは出来ます。
しかし金箔と違い、かなり肌理が細かくなります。
作られる作品に適当かどうかは、ご自身でご判断下さい。
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