書店で偶然見つけて購入しました。 東京藝術大学美術館が所蔵している柴田是真の下図•写生帖の 中から植物図の秀作を集めたものです。
上の円の中に描かれているのは、明治宮殿千種之間天井画下絵です。 格天井の丸に収めるためのものですが、実際は綴織になっています。 (明治宮殿は昭和20年戦火で焼失)
以前ご紹介しましたように柴田是真は漆芸家としてはもちろん、 円山四条派で学んだ絵師としても非常に評価が高かったのです。
植物を描くなら目標にしたい、生き生きと美しい絵です。
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