道具としてのトクサは乾燥した状態ですので、使用する時には
あらかじめ20〜30分、水に浸してから使うようにお願いしています。
使用出来るまで時間がかかってしまうので、使いそうな量より
多めに浸しておく方が安心です。
このため使わなかったトクサが出る場合があるのですが、これの
始末をきちんとしておくと、再利用は可能です。
その方法は簡単です。
乾かせばいいのです。
私はこのようにティッシュペーパーなどにのせて乾燥させています。
乾燥させないで、湿ったままビニール袋などに入れてしまうとカビて
しまいますし、すぐ使えるようにと水に浸したままにすると腐ります。
面倒なようですが、都度浸けて、乾燥させて下さい。
ところでトクサについて多い質問が、どこまで使えるのかわからない
ということです。
トクサは紙ヤスリと同様に消耗品です。
表面のザラザラがなくなったら、処分して下さい。
爪で触って削れる感覚が目安になると思います。
教室で説明の都合で、トクサを水に浸すことなく使う場合があります。
それで「浸けないで使ってよいのですか?」と聞かれることが
しばしばあります。
しかしこれは緊急避難的なやり方です。
浸さないトクサは、バラバラに分解してしまうことがほとんどです。
ご自分でなさる場合には、基本に忠実に水に浸してからお使い
下さい。