月別アーカイブ: 2013年8月
藍 花芽が出る
生藍染めにチャレンジするべく育てている藍が、まだ1本ですが
花芽が出ました。
丈が60cm位になり花芽が出だしたところが、生藍染めにする適期と
聞きましたので、いよいよのようです。
しかし花芽が出たプランターのものは、いまひとつ葉が小さいので、
育ちが順調なプランターの花芽を待つつもりです。
再びの猛暑は水気を好む藍には過酷なようで、水やりを朝夕2回に
しています。
根腐れしなければいいのですが。
希望 vol.7
以前にもご紹介しましたが、アーティストの大古瀬和美さんが参加
されている「希望 vol.7」と題された展覧会に行ってきました。
画像は大古瀬さんの作品です。
この展覧会は売上金の一部を岩手県の子ども環境研究所「森と風の
学校」に寄付されるため、作品が1万円以下と大変リーズナブルな
価格で提供されています。
しかし参加アーティストの皆さんの作品はとてもクオリティーが高く、
チャリティーの域を越えています。
ギャラリーのオーナーのお話ですと、アーティストの方々はこの展覧会で
新しい試みをされているそうで、そういう意味でも価値があるのでは
ないでしょうか?
今回はドローイング、版画、写真などの平面の作品ばかりではなく、
オブジェ、アクセサリーなどの立体作品も多く、バラエティーに富んだ
作品群になっており、見るだけでも楽しめます。
日本橋にお出かけの際には、足をのばして頂ければ幸いです。
1年のカリキュラムを終えたら
金繕いの教室で、1年のカリキュラムを終えたあとはどうなるのか?
というご質問を受けました。
カリキュラム中に終了しなかった器の修復を継続してご説明するのは
もちろんですが、漆器やガラスなどの陶磁器以外の素材のものの修復
にチャレンジして頂いてもよろしいかと思います。
漆器の修復でご要望が多いのが、お椀やお箸です。
下の画像は以前にご紹介しましたよみうりカルチャー大宮教室の
Kさんの折れたお箸の修復です。
その他骨董品の土人形や胡粉塗りのお面など、いわゆる金繕い
ではないものの修復もご相談下さい。
アクセサリーをお持ちになる方もいらっしゃいます。
ご自分のなさりたい物をやって頂くのが、2年目以降の金繕い
教室なのです。
トクサの購入先
このブログで紹介しました「箕輪漆工」さんで販売している
トクサは、後日購入して確認したところ、大トクサと判明
しました。
大トクサは削りがあまりはかどらないので、お勧めできるとは
言えません。(2016.2.29.追記)
トクサについて多い質問が、道具として販売しているところについて
です。
そもそもトクサとは何だったのか。
現在の紙ヤスリと同様のものでした。
江戸時代には柘植の木が入れ歯として使われていたのですが、その
加工用に使っていたとか、桐の下駄の浮づくり(柔らかい木目を削り、
堅い木目を浮き上がらせる)に使ったり、爪磨きに使用したなどと
様々な話があります。
しかし現代では紙ヤスリにその役目を譲ってしまい、取扱いのあった
漆芸材料店でも置かなくなってしまいました。
金繕いの教室でご提供しているトクサも、私が自分で育てたものを
道具として使えるようにしているものです。
しかし最近取扱いのある漆芸材料店を見つけました。
福井県にある箕輪漆工さんです。
太さが2種類あります。
すぐにお手元に入手されたい方は、こちらへどうぞ。
ただ私自身が購入して確認してはおりませんので、入手先の
参考としてお考え下さい。
貝絵
金繕いばかりでなく、工芸一般に身につけておくと便利な金箔の
あしらいの練習として貝合せに金箔を貼るというカリキュラムを
行っています。
金箔を貼ったあとの貝は、絵を描いて頂くことも可能です。
NHK学園市川オープンスクールのMさんが、貝絵にチャレンジして
下さいましたので、ご紹介致します。
Mさんは謙遜されていますが、空間を生かしてのびのびと描かれて
いるのが心地いい作品になっています。
貝合せには日本文化に基づいたあしらい方があります。
それをご理解頂いた上で、どんな画材で描いていくかお決めに
なった方がよろしいかと思います。
ドッグヤードガーデン プロジェクションマッピング
昨日はNHK文化センター横浜教室で、助手の日でした。
下の画像はランドマークタワーの横にある『ドッグヤードガーデン』
です。
かつて造船所であったこの石造りの施設は、国の重要文化財に
指定されています。
舟形に積まれた重厚な石組は国内で類例がなく、横浜港の隆盛期を
彷彿とさせるよい施設だと思います。
現在ここでプロジェクションマッピングのイベントが行われています。
横浜にお出かけの際には、ルートのひとつにご検討下さい。