このブログで紹介しました「箕輪漆工」さんで販売している
トクサは、後日購入して確認したところ、大トクサと判明
しました。
大トクサは削りがあまりはかどらないので、お勧めできるとは
言えません。(2016.2.29.追記)
トクサについて多い質問が、道具として販売しているところについて
です。
そもそもトクサとは何だったのか。
現在の紙ヤスリと同様のものでした。
江戸時代には柘植の木が入れ歯として使われていたのですが、その
加工用に使っていたとか、桐の下駄の浮づくり(柔らかい木目を削り、
堅い木目を浮き上がらせる)に使ったり、爪磨きに使用したなどと
様々な話があります。
しかし現代では紙ヤスリにその役目を譲ってしまい、取扱いのあった
漆芸材料店でも置かなくなってしまいました。
金繕いの教室でご提供しているトクサも、私が自分で育てたものを
道具として使えるようにしているものです。
しかし最近取扱いのある漆芸材料店を見つけました。
福井県にある箕輪漆工さんです。
太さが2種類あります。
すぐにお手元に入手されたい方は、こちらへどうぞ。
ただ私自身が購入して確認してはおりませんので、入手先の
参考としてお考え下さい。