4月から講座の受講を始めた方は、2回目の5月に『ヒビ•ニュウ』の
直しを行います。
画像は以前もご紹介しました、少々ズレがあるほど深刻なヒビのある
器です。
あえて割ることなくヒビの止めを行い、 欠損を埋めたところです。
器の口縁から見込み部分までヒビが入っています。
欠損はしっかり埋めましたので、あとは仕上げを行うのみです。
このようにヒビは、止めの作業を行ったあと表面の欠損を埋めていきます。
これは割れた器を接着したあとも同様です。
欠損を埋めるという意味では、ホツレ(ミリ単位の小さな欠け)、欠けと
同じ作業になります。
ヒビ•ニュウの難しいところは、器の状態を見極めないと後々支障が生じる
ことです。
そのために下準備をお願いしています。