京都の旅2日目は、東寺の骨董市からスタートです。
特別公開は、五重塔の初層内部です。
現在の塔は徳川三代将軍家光が再建したもので、高さ55m。
国内最高の木造塔です。
内部には仏像が安置されている他、極彩色の文様で装飾されて
いました。
創建後、木の収縮で縮んだ塔に合わせて心柱を切ったという
話が興味深かったです。
次に向かったのが、相国寺『慈照院』です。
こちらでは桂宮の学問所と狐の伝説を持つ茶室が特別公開されて
いました。
庭の景色は、この開口部から見えることも計算されて
作られています。
相国寺には、足利義政、藤原定家、伊藤若冲の墓があります。
全く時代も、成したことも違うお三方が並んでいます。
もし何か議論されているのでしたら、聞いてみたい気がします。
最後に訪れたのは、原一菜先生が京都で最もお好きな『曼殊院門跡』です。
黄昏の間から見た庭園です。
拝観者が少なかったこともあって、じっくり眺める余裕がありました。
曼殊院門跡は茶室『八窓軒』の他、桂離宮との関連が深い意匠が
見所です。
また富士山をかたどった釘隠しや、杉戸の引手金具など、雅な
部位も見逃せません。
駆け足の1日でしたが、原一菜先生のご説明で充実した
京都になりました。
ぜひまた訪れたいものです。