かな書

昨年から「かな書」の練習を始めました。
臨書しているのは平安時代中期の歌謡「和漢朗詠集」です。

かなは、このようにお手本をすぐ横において練習しています。

読めない!という方が多いと思いますが、それも当然。
変体かなは元になる漢字が複数あり、それからさらに複数の字体が
あるので、トータル数百という文字数になるのです。

これが“この場合はこの文字を使う”というような決まり事が
あればわかりやすいのですが、それがないのです。
文字の選択は書き手の裁量に任されています。

この柔軟性…日本文化の神髄ではないでしょうか?

そしてかなの魅力は“連綿”と言われる文字のつながりにあります。
これも勢いでつながっていくのではなく、それぞれの文字が
その文字に見えるように書かなければなりません。
1字1字にこの形でなければならないという線がありますので、
連綿に流されずに書く…のに苦労しています。

いつかブログにアップできるようになりたいです。


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