日別アーカイブ: 2013年1月22日
洗浄用薄め液の扱い
薄め液の扱いについても、金繕いの教室でよく質問を
受けます。
薄め液は、元々のボトルに入っているものとは別に筆や道具を
洗浄する用のものを別にして頂いています。
この洗浄用ですが、使っていくと赤漆の色で染まっていき、
いずれ底に固まりとなって沈みます。
そうなったら薄め液の上澄みを、一旦別の入れ物に移します。
そして底に沈んだものを掃除して、上澄みを戻します。
底に沈むまでの赤漆による染まりですが、常に洗浄して減った
分を補充していけば、あまり気にならないかと思います。
これを注ぎ足し注ぎ足しして伝えられる『老舗の秘伝のタレ 』
方式と言っています。
ところで薄め液のボトルを 洗浄用として流用している場合、
中蓋が開けにくい上、ちぎれてしまう方が多いようです。
自宅に置いたままにしているのなら中蓋は必要ありませんが、
持ち歩く場合、中蓋があった方が漏れの心配がなく安全です。
中蓋の開け方のコツは、同じ所を引っ張り続けないこと。
少しづつ場所を変えながら、上へ持ち上げるのが肝心です。
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