本日が金繕いの作業の仕事始めになりました。
今日は依頼品に赤漆を塗り重ねる作業をしています。
金繕いの作業は、このように下地作りの作業が大半です。
ところで器の高台に疵がさしかかっている場合、内側だけとか
内側外側交互に作業するなど効率が悪くなっていませんか?
下地の作業の場合、内外同時に作業したいところです。
画像は接着した器の欠損を赤漆で埋めているところですが、疵が
高台にさしかかっているので、内側外側同時に作業する場合は下に
角材を入れて作業面が触れないようにしています。
割り箸で十分代用出来ますので、同時進行の作業の際には使って
みて下さい。
12月に接着をされた方は、次にこの赤漆の作業に移りますので、
覚えておかれるとよろしいかと思います。